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J-GLOBAL ID:201702270237393919   整理番号:17A0490895

石綿鉱山跡地の土壌Niが発芽段階のシラカンバおよびケヤマハンノキに与える影響

The effects of nickel in the soil of a deserted asbestos mine on the germination of Betula platyphylla var. japonica and Alnus hirsute
著者 (4件):
資料名:
号: 135/136  ページ: 15-25  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: G0661A  ISSN: 0371-6007  CODEN: TDNEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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東京大学の北海道演習林には裸地化した石綿鉱山跡地がある。鉱山跡地土壌に含まれるニッケル(Ni)は,鉱山跡地内における植物の生育を難しくしているとされている。本鉱山跡地の植生回復を促進するために,過去に行われた植物調査の結果から緑化候補樹種としてシラカンバを,対照樹種としてケヤマハンノキを選定した。鉱山跡地の土壌の交換性Ni濃度を分析し,室内実験により鉱山跡土壌の交換性Ni濃度が発芽段階のシラカンバおよびケヤマハンノキに及ぼす影響を調べた。この結果,鉱山跡地のNi量を再現した交換性Ni10ppmまでではシラカンバおよびケヤマハンノキの発芽率への影響はほとんど見られなかった。発芽後10日間の実生の成長はNiの影響を受け低下したが,シラカンバはケヤマハンノキよりも多くの個体がNiを避けて根を露出させ伸長していた。10ppmのNi濃度下では60%以上のケヤマハンノキの根端が黒変しており,いずれ枯死してしまうものと思われた。このことから,シラカンバは発芽直後に根を伸長させる際,Niの濃度に対して敏感に反応し,高濃度Niを避ける能力が高いことがわかった。(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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森林植物学  ,  発生,成長,分化  ,  土壌汚染  ,  重金属とその化合物一般 

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