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J-GLOBAL ID：201702270335702872   整理番号：17A0924973

官能化2,2′:6′,2′′-テルピリジンと2,6-ジ(チアゾール-2-イル)ピリジンの銅(II)錯体:構造,分光学,細胞毒性および触媒活性【Powered by NICT】

Copper(ii) complexes of functionalized 2,2′:6′,2′′-terpyridines and 2,6-di(thiazol-2-yl)pyridine: structure, spectroscopy, cytotoxicity and catalytic activity

著者 (10件)： Czerwinska Katarzyna (Department of Crystallography, Institute of Chemistry, University of Silesia, 9th Szkolna St, 40-006 Katowice, Poland. [e-mail]) ,  Machura Barbara ,  Kula Slawomir ,  Krompiec Stanislaw ,  Erfurt Karol ,  Roma-Rodrigues Catarina ,  Fernandes Alexandra R. ,  Shul’pina Lidia S. ,  Ikonnikov Nikolay S. ,  Shul’pin Georgiy B.
資料名： Dalton Transactions  (Dalton Transactions)
巻： 46  号： 29  ページ： 9591-9604  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0270A  ISSN： 1477-9226  CODEN： DTARAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 六つの新しい銅(II)2,2′:6′,2′′-テルピリジン(4′-R~n-terpy)[1 (R~1=フラノ-2-イル), 2 (R~2=チオフェン-2-イルとの複合体),3(R 3=1-メチル-1H-ピロール-2-イル)]と2,6-ジ(チアゾール-2-イル)ピリジン誘導体(R n dtpy)[4(R 1),5(R 2),及び6(R 3)]は銅(II)塩化物と対応する配位子との反応により合成した。錯体を,UV-visおよびIR分光法によって特性化して,それらの構造をX線解析により決定した。ヒト結腸(HCT116)及び卵巣(A2780)癌に対する2,2′:6′,2′′-テルピリジン及び2,6-ジ(チアゾール-2-イル)ピリジン誘導体と同様に肺(A549),乳房腺癌(MCF7)細胞株に対する銅(II)錯体の抗増殖能を検討した。錯体1と錯体6はA2780卵巣癌細胞に対する最高の抗増殖効果を有することが見出された,特に抗増殖作用との複合体IIと比較できなかった。この細胞株における細胞毒性の順序は,6>1>5>4>2≒3であった。錯体2は結腸直腸癌H CT116および肺腺癌A549細胞に対してより特異的であると思われる。錯体で誘導した生存能ロスはクロマチン凝縮と核フラグメンテーションなどのヘキスト33258染色と典型的な形態学的アポトーシス特性と一致した。種々タイプの細胞株と正常細胞に対する低細胞毒性活性への特異性が特に注目されている,さらなる開発のための正の特徴である。錯体1 6はまた,過酸化水素とtert-ブチルヒドロペルオキシド(TBHP)によるアルカンおよびアルコールの酸化において試験した。最も活性な触媒4はPPh_3で還元後,120分,0.105Mシクロヘキサノール+シクロヘキサノンの後。この濃度は23%,TON=210の収率に対応する。HNO_3の存在下で4を触媒としたm-CPBAによるcis 1,2 ジメチルシクロヘキサンの酸化は立体選択的反応(trans/cis=0.47)の生成物を与えた。第二アルコールの酸化は98%,TON=630までの収率で目的のケトンを与えた。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： *窒素複素環化合物 ,  *銅錯体 ,  *細胞毒性 ,  *触媒活性 ,  腫瘍細胞 ,  培養細胞 ,  A549細胞 ,  MCF7細胞 ,  作用 ,  結腸腫瘍 ,  直腸腫瘍 ,  クロマチン ,  立体選択性反応 ,  接触酸化 ,  クロロ錯体 ,  脂肪族化合物 ,  ヒドロポリオキシド ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： A2780細胞 ,  A549 ,  HCT116細胞 ,  *テルピリジン誘導体 ,  結腸直腸癌 ,  抗増殖活性

分類 (3件)： 第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y) ,  抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A) ,  その他の触媒  (CB06123Z)

物質索引 (11件)： 2,2′:6′,2′′-テルピリジン ,  tert-ブチルヒドロペルオキシド ,  シクロヘキサノール ,  シクロヘキサノン ,  ヘキスト色素33258 ,  4′-(2-フラニル)-2,2′:6′,2′′-テルピリジン ,  4′-(2-チエニル)-2,2′:6′,2′′-テルピリジン ,  4′-(1-メチル-1H-ピロール-2-イル)-2,2′:6′,2′′-テルピリジン ,  2,6-ジ(2-チアゾリル)-4-(2-フラニル)ピリジン ,  2,6-ジ(2-チアゾリル)-4-(2-チエニル)ピリジン ,  2,6-ジ(1-メチル-1H-ピロール-2-イル)-4-(2-フラニル)ピリジン

タイトルに関連する用語 (8件)： 官能化 ,  チアゾール ,  ピリジン ,  銅 ,  錯体 ,  分光学 ,  細胞毒性 ,  触媒活性