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J-GLOBAL ID：201702270359514101   整理番号：17A0954494

高温摺動磨耗の際のNHS-5-3型工具鋼の摩擦学的挙動

Investigation of the Tribological Behaviour of HS6-5-3 type Tool Steels during High-Temperature Sliding Wear

著者 (5件)： WALTER M. (Ruhr-Univ. Bochum) ,  EGELS G. (Ruhr-Univ. Bochum) ,  BOES J. (Ruhr-Univ. Bochum) ,  ROETTGER A. (Ruhr-Univ. Bochum) ,  THEISEN W. (Ruhr-Univ. Bochum)
資料名： HTM  (HTM)
巻： 72  号： 2  ページ： 105-114  発行年： 2017年 
JST資料番号： D0228A  ISSN： 1867-2493  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高速度工具鋼の高温摺動磨耗の機構の詳細な解析を行なった。as-castの高速度鋼(HSS)と電気スラグ再溶解HSSの耐摺動磨耗特性の違いは高温磨耗過程での摩擦学的磨耗層の形成と安定性にあることが判明した。HSSの硬度は室温から600°Cまでは温度の上昇とともに連続的に低下した。この温度域では絶対硬度値は施した熱処理温度に強く影響された。600°C以上ではHSSの硬度は急速に低下し,熱処理温度に殆ど依存しなかった。研究した系では温度が増加すると基材と相手材の各成分の間の摩擦と各成分の磨耗が急速に減少した。その理由を説明した。磨耗層の顕微鏡写真とナノ硬度の測定によってHSSのミクロ構造の磨耗層の構造への影響が温度の関数として明らかになった。また摩擦学的磨耗層の安定性のHSSのミクロ構造への強い依存が観察された。摩擦学的磨耗層の硬度と安定性はHSSの基材の炭化物の構造に依存した。

シソーラス用語： *トライボロジー ,  *滑り摩耗 ,  高温 ,  *高速度鋼 ,  エレクトロスラグ精錬 ,  耐摩耗性 ,  加熱温度 ,  摩擦 ,  表層 ,  炭化物 ,  微小硬さ ,  安定性 ,  ワークロール ,  熱間圧延 ,  摩擦化学反応 ,  ステンレス鋼 ,  高炭素鋼
準シソーラス用語： ナノ硬度 ,  摩耗層

分類 (1件)： 機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (3件)： 摺動磨耗 ,  工具鋼 ,  挙動