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J-GLOBAL ID:201702270457939066   整理番号:17A0151364

HippoキナーゼLATS1とLATS2はERαとのクロストークを介してヒト乳腺細胞の運命を制御する

The Hippo kinases LATS1 and 2 control human breast cell fate via crosstalk with ERα
著者 (27件):
資料名:
巻: 541  号: 7638  ページ: 541-545  発行年: 2017年01月26日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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細胞運命の擾乱は,乳がんを含め多くのヒト疾患の基盤となる。残念ながら,乳腺細胞の運命を制御する機構はほとんど分かっていない。乳腺上皮は,分化管腔上皮細胞,基底筋上皮細胞と共に,未分化幹細胞およびより限定された前駆細胞から構成される。乳がんはこの上皮から生じるが,乳腺上皮の階層構造の基盤となる分子機構は十分明らかになっていない。今回我々は,共焦点画像化法を基盤とした低分子ヘアピン型RNAを用いたハイコンテントスクリーニングにより,初代ヒト乳腺上皮細胞で乳腺細胞の運命を制御する腫瘍抑制因子を明らかにする。我々は,Hippo経路の構成因子であるLATS(large tumour suppressor kinase)1および2の除去が管腔表現型の出現を促進し,ほとんどのヒト乳がんの細胞起源とされる二分化能を持つ前駆細胞および管腔前駆細胞の数を増やすことを示す。機構として,Hippoとエストロゲン受容体α(ERα)シグナル伝達の直接的相互作用が確認された。LATS存在下では,ERαはユビキチン化とDCAF1(Ddb1-cullin4-associated-factor1)依存性プロテアソーム分解の標的であった。LATSを欠損すると,ERαと,協同して内因性およびパラクリン機構を介した乳腺細胞の運命制御を行うHippoエフェクターのYAPとTAZ(YAP/TAZ)が安定化された。我々の結果から,ヒト乳腺細胞の運命の調節におけるLATSの非カノニカル(すなわちYAP/TAZ非依存的)な効果が明らかとなった。Copyright Nature Japan KK 2017
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  発癌機序・因子  ,  外分泌腺  ,  細胞膜の受容体 

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