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J-GLOBAL ID:201702270516924129   整理番号:17A1554020

蛋白質の同時排除によるペプチドの選択的濃縮のためのコア-シェル構造化磁気共有結合有機骨格複合体ナノ粒子の簡便な合成【Powered by NICT】

Facile synthesis of core-shell structured magnetic covalent organic framework composite nanospheres for selective enrichment of peptides with simultaneous exclusion of proteins
著者 (6件):
資料名:
巻:号: 36  ページ: 7496-7503  発行年: 2017年 
JST資料番号: W2382A  ISSN: 2050-750X  CODEN: JMCBDV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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複雑な生体試料からのペプチドの選択的濃縮は,質量分析に基づくプロテオミクスのための必須であるがまだ課題として残っている。本研究では,ジメチルスルホキシド(DMSO)の存在下で二種の構築ブロックとしての磁性コアと1,3,5 トリホルミルベンゼン(Tb)とベンジジン(Bd)として単分散Fe_3O_4ナノ粒子を用いてコア-シェル構造化磁性共有結合有機フレームワーク複合ナノスフェア(Fe_3O_4@TbBdと表示)の迅速室温合成のために開発した簡単な方法。得られたコア-シェル構造Fe_3O_4@TbBdナノスフェアは,ペプチドの高い吸着容量(28.5mg/g~( 1)),速い吸着速度(<5分)及び優れた再利用可能性(30倍以上)を示し,高い表面積(196.21m~2g~( 1)),大きな細孔容積(0.63cm~3g~( 1)),狭い細孔径分布(~2.8 nm),強い磁気応答(41.5emu/g~( 1))に加えて,良好な熱的および化学的安定性の特異的な性質によるものであった。Fe_3O_4@TbBdナノスフェアは,疎水性ペプチドに対する良好な選択性と共有結合有機フレームワーク(COF)シェルの固有のπ-πスタッキング相互作用と相互接続メソ多孔性チャネルに起因する蛋白質に対するサイズ排除効果を示した。これら複合ナノスフェアを利用して,選択的抽出と高い豊度の蛋白質存在下でのヒト血清からの低存在量の疎水性ペプチドの効率的な濃縮が達成された。HPLC Q TOF/MSの結果に基づいて,12--蛋白質に割り当てられた29疎水性ペプチドは明らかにFe_3O_4@TbBdナノスフェアで処理すると5ng/μL~( 1)ヒト血清消化で同定され,処理無しで得られたものよりもずっと良いが,プロテオーム分析におけるFe_3O_4@TbBdナノスフェアの優れた性能を確認した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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蛋白質・ペプチド一般  ,  塩基,金属酸化物 

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