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J-GLOBAL ID：201702270642492134   整理番号：17A1193300

K⁺チャネルにおける新型ゲートとしてのヘリックス内分岐性H-結合の特定

Identification of Intrahelical Bifurcated H-Bonds as a New Type of Gate in K⁺ Channels

著者 (10件)： RAUH Oliver (Technical Univ. Darmstadt, Darmstadt, DEU) ,  URBAN Martin (Technische Univ. Dortmund, Dortmund, DEU) ,  HENKES Leonhard M. (Technische Univ. Dortmund, Dortmund, DEU) ,  WINTERSTEIN Tobias (Technical Univ. Darmstadt, Darmstadt, DEU) ,  GREINER Timo (Technical Univ. Darmstadt, Darmstadt, DEU) ,  VAN ETTEN James L. (Univ. Nebraska Lincoln, Nebraska, USA) ,  MORONI Anna (Universita degli Studi di Milano, Milano, ITA) ,  KAST Stefan M. (Technische Univ. Dortmund, Dortmund, DEU) ,  THIEL Gerhard (Technical Univ. Darmstadt, Darmstadt, DEU) ,  SCHROEDER Indra (Technical Univ. Darmstadt, Darmstadt, DEU)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 139  号： 22  ページ： 7494-7503  発行年： 2017年06月07日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クロロウイルスK⁺チャネルKCV_SおよびKCV_NTSのゲートの特性を比較した。いずれのチャネル蛋白質とも単量体当たり82アミノ酸残基から成り,それらのうちの11アミノ酸残基が異なっていた。また,ポアモジュールも構造的および機能的によく似ていた。一方で,チャネル開放率には違いがあり,KCV_NTSで約90%であったのに対して,KCV_Sのそれは40%であった。変異誘発実験と分子動力学シミュレーションから,2つのチャネルの開放率の違いが,KCV_Sにおける長い閉状態に起因することが分かった。このKCV_Sにおける長い閉状態は,一過的なSer残基に媒介されたヘリックス内水素結合に起因した。それによって膜貫通ドメイン内に生じた捩れが,Phe残基の芳香環をチャネル内の空洞へと動かした。KCV_SとKCV_NTSにおけるヘリックス内水素結合の違いが,それらチャネルのゲート開閉に寄与すると結論付けた。

シソーラス用語： *ウイルス ,  *カリウムチャンネル ,  アミノ酸配列 ,  配列相同性 ,  *変異誘発 ,  *計算機シミュレーション ,  ヘリックス構造 ,  分子内水素結合 ,  アミノ酸残基 ,  膜貫通タンパク質 ,  *細胞生理 ,  分子構造 ,  生物活性 ,  脂質二分子膜 ,  分子モデル ,  プログラムパッケージ
準シソーラス用語： *クロロウイルス ,  *カリウムイオンチャンネル ,  アミノ酸配列相同性 ,  *突然変異誘発 ,  *分子動力学シミュレーション ,  セリン残基 ,  膜貫通ドメイン ,  *イオンチャンネル開閉 ,  蛋白質構造 ,  蛋白質機能 ,  脂質二分子層 ,  ホモロジーモデリング ,  CHARMM

分類 (4件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  生物学的機能  (EB03040U) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H) ,  ウイルスの生化学  (EG04030F)

タイトルに関連する用語 (4件)： K+チャネル ,  ゲート ,  ヘリックス ,  分岐