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J-GLOBAL ID：201702270688958920   整理番号：17A0615469

霞ヶ浦の長期的藍藻類消長に影響する主要水質因子の推定

著者 (6件)： 鈴木穣 ((元) 独立行政法人土木研究所材料資源研究グループ) ,  鈴木穣 ((現) 公益財団法人日本下水道新技術機構) ,  柴山慶行 ((元) 独立行政法人土木研究所水環境研究グループ水質チーム) ,  柴山慶行 ((現) 国土交通省水管理・国土保全局河川計画課) ,  岡本誠一郎 ((前) 国立研究開発法人土木研究所水環境研究グループ水質チーム) ,  岡本誠一郎 ((現) 国土交通省国土技術政策総合研究所下水道研究部)
資料名： 水環境学会誌(Web)  (Journal of the Japan Society on Water Environment (Web))
巻： 40  号： 2  ページ： 87-96(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0148A  ISSN： 1881-3690  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 公的機関の水質調査データ等を用いて, 霞ヶ浦 (西浦) における藍藻類の長期的消長に影響する主要水質因子の検討を行い, 藍藻類は, 底泥表面の溶存酸素濃度が低下し溶解性マンガン濃度が増加傾向にあるときに増殖する傾向にあることを明らかにした。水質の統計解析結果と合わせて, 底泥から溶出する溶解性マンガンが藍藻類の増殖に及ぼす影響を考察するとともに, 底泥表面の溶存酸素濃度の低下は, 海水侵入が主要因と考えられることを示した。併せて, 今後必要な調査・研究に関する提言を行った。(著者抄録)

シソーラス用語： *湖沼 ,  *水質 ,  水質調査 ,  環境モニタリング ,  溶存酸素 ,  マンガン ,  泥土 ,  海水 ,  湖沼堆積物 ,  *湖沼汚濁 ,  霞ヶ浦 ,  *シアノバクテリア門 ,  水質監視 ,  底泥土 ,  *水質汚濁 ,  *微生物 ,  *植物 ,  *隠花植物
準シソーラス用語： *藍藻類 ,  水質モニタリング ,  底泥

著者キーワード (10件)： 湖沼 ,  藍藻類 ,  底泥 ,  溶存酸素 ,  マンガン ,  Lake ,  Blue-green algae ,  Sediment ,  Dissolved oxygen ,  Mn

分類 (1件)： 湖沼汚濁  (SB02030Q)

引用文献 (34件)：

• 1) 茨城県霞ケ浦環境科学センター. 霞ヶ浦における夏期優占藻類種の変遷と藻類種ごとの生態的特徴および景観に及ぼす影響. URL. http://www.kasumigaura.pref.ibaraki.jp/04_kenkyu/kasumigaura/kasumigaura_sourui.htm (2015年5月時点) .
• 2) 矢木修身, 萩原富司, 高村義親, 須藤隆一, 1987. 霞ヶ浦における藻類増殖の制限物質. 水質汚濁研究 10, 115-122.
• 3) 矢木修身, 内山裕夫, 冨岡典子, 桜井昌文, 高村義親, 1995. 霞ヶ浦における各種ラン藻類の増殖制限物質. 国立環境研究所業務報告 F-72-’94, 51-61.
• 4) Ohkubo, N., Yagi, O., Okada, M., 1998. Effects of humic and fulvic acids on the growth of Microcystis Aeruginosa. Environmental Technology 19, 611-617.
• 5) Inaba, K., Sekine, T., Tomioka, N., Yagi, O., 1997. Seasonal and longitudinal changes in copper and iron in surface water of shallow eutrophic lake Kasumigaura, Japan. Water Research 31, 280-286.

タイトルに関連する用語 (6件)： 霞ヶ浦 ,  長期 ,  藍藻類 ,  水質 ,  因子 ,  推定