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J-GLOBAL ID：201702270700896089   整理番号：17A1410162

LCP薄肉射出成形品の熱間反り解析

Analysis of the Hot Warpage Deformation of a Thin-wall LCP Injection Molded Part

著者 (4件)： 杉田寿夫 (金沢工大 大学院) ,  杉田寿夫 (パナソニック エコソリューションズ社) ,  瀬戸雅宏 (金沢工大) ,  山部昌 (金沢工大)
資料名： 成形加工  (プラスチック成形加工学会誌)
巻： 29  号： 11  ページ： 430-436  発行年： 2017年10月20日 
JST資料番号： L3123A  ISSN： 0915-4027  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 液晶ポリマ(LCP)は高流動や高弾性率など優れた特性から,小型・薄肉の射出成形に用いられる。射出成形品の熱間反り変形の解析には,成形品の線膨張係数分布を知る必要があるが,従来法による超小型・薄肉部品の線膨張係数の測定は困難である。そこで本研究では,LCPの小型・薄肉射出成形成形品を対象に,熱間反りの要因として考えられる線膨張係数異方性分布を定量化するため,従来の熱機械分析が可能な平板成形品を用いて,小スポットでの分子配向評価へのX線回折の適用可否を評価した。また,局所分子配向測定結果と線膨張係数異方性の相関関係を評価した。その結果,1)今回の小スポットX線回折の分子配向評価結果は,従来法であるマイクロ波分子配向計によるそれと相関があり,成形品の局所分子配向の測定に使用できることを確認できた。2)更に,分子配向度と線膨張係数異方性との相関関係のデータから局所の線膨張係数異方性分布を求めることができた。などの知見を得た。

シソーラス用語： *高分子液晶 ,  *射出成形 ,  薄肉構造 ,  小型 ,  反り ,  *熱変形 ,  製品設計 ,  膨張係数 ,  異方性 ,  分子配向 ,  X線回折 ,  平板 ,  数値計算 ,  相関 ,  計算機シミュレーション ,  有限要素法 ,  計算モデル ,  *物理的性質
準シソーラス用語： 液晶ポリマ ,  超小型 ,  部品設計 ,  分子配向度

分類 (2件)： 射出成形  (YH04050Y) ,  高分子固体の物理的性質  (CG02024U)

引用文献 (7件)：

• 1) 荒木克彦, 北野武 : 液晶ポリマーのレオロジーと成形性, アイピーシー, 7(2003)
• 2) 末永純一 : 成形・設計のための液晶ポリマー, シグマ出版, 21(1995)
• 3) 杉田寿夫, 松原永治, 瀬戸雅宏, 山部昌 : 成形加工'07 予稿集, 187(2007)
• 4) 馬場和宏 : エレクトロニクス実装学会誌, 10(7), 509(2007)
• 5) 理学電機(株)X線研究所 : X 線回折ハンドブック, 理学電機. 97(1999)

タイトルに関連する用語 (5件)： LCP ,  薄肉 ,  射出成形品 ,  反り ,  解析