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J-GLOBAL ID:201702270839645365   整理番号:17A1623326

マウスにおける没食子酸の抗うつ剤様効果:セロトニン作動性およびカテコールアミン作動性系の二重関与【Powered by NICT】

Antidepressant-like effect of gallic acid in mice: Dual involvement of serotonergic and catecholaminergic systems
著者 (4件):
資料名:
巻: 190  ページ: 110-117  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,没食子酸(30および60mg/kg),自然に広く分布しているフェノール酸の抗抑うつ剤効果を調べ,その可能な基礎となるモノアミン作動性機構と一緒に計画された。抗うつ薬様活性は尾部懸濁液(TST)と改良強制水泳試験(MFST)を用いて評価した。自発運動活性は活性ケージで評価した。60mg/kgの没食子酸の投与は運動活性を変化させることなく,TSTとMFSTの両方におけるマウスの不動時間を減少させた。TSTで観察された抗不動作用はp-クロロフェニルアラニンメチルエステル(セロトニン合成の阻害剤;100mg/kg腹腔内投与4日間連続投与),ケタンセリン(5-HT2A/2Cきっ抗薬;1mg/kg,i.p.),オンダンセトロン(5-HT3きっ抗薬;0.3mg/kgi.p.),αメチルp-チロシンメチルエステル(カテコールアミン合成の阻害剤;100mg/kg,i.p.),フェントラミン(非選択的α-アドレナリン受容器きっ抗薬;5mg/kg,i.p.),SCH23390(ドーパミンD1きっ抗薬;0.05mg/kgs.c.),及びスルピリド(ドーパミンD2/D3拮抗薬;50mg/kg,i.p.)の前処理で消失した。しかし,NAN190(5-HT1Aきっ抗薬;0.5mg/kgi.p.)とプロプラノロール(非選択的β-アドレナリン受容体きっ抗薬,5mg/kg,i.p.)前処理は,没食子酸の抗うつ薬様効果を逆転させることで無効であった。本研究の結果は,没食子酸はセロトニンだけでなく中枢神経系のシナプス間隙におけるカテコールアミンレベルを増加させることによって作用の二重機構を持っていると思われることを示した。さらにアルファアドレナリン作動性5-HT2A/2Cおよび5-HT3セロトニン作動性,D1,D2,及びD3ドーパミン作動性受容体もこの抗うつ薬様活性に関与すると思われる。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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神経の基礎医学  ,  向精神薬の基礎研究 
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