抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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すべての地域住民に情報のアクセスを提供するという公共図書館の理念から,これからの図書館像を検証する。本稿では障がい者に対する図書館サービスの可能性について,北広島市の社会福祉施設における宅配サービスの活用事例に基づき考察する。入所者の6割は脳血管障害で,身体障がいだけでなく知的・精神障がいを伴う場合もある。読みたい本がある場合は担当者にリクエストしてもらい宅配,貸出する。読みたい本が特に決まっていない人にも毎月10冊程度のおすすめ本を事務室前に配置し,実利用人数,利用率は少しずつ増加している。従来の利用者による受身なサービス受容から,利用者がサービスそのものを深化発展させる役割を担うことでより効果的な公共図書館サービスが実現できることが示唆された。