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J-GLOBAL ID:201702270896108061   整理番号:17A1504751

miRNA143の後成的サイレンシングはヒト椎間板変性におけるBCL2を標的とすることによりアポトーシスを調節する【Powered by NICT】

Epigenetic silencing of miRNA-143 regulates apoptosis by targeting BCL2 in human intervertebral disc degeneration
著者 (11件):
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巻: 628  ページ: 259-266  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0701B  ISSN: 0378-1119  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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蓄積されつつある証拠は,ミクロRNAが種々の細胞のアポトーシスを調節することができることを示した。髄核細胞のアポトーシスは,椎間板変性の進行に重要な役割を果たしている。本研究の目的は,マイクロRNA-143(miRNA 143)は,椎間板変性の進行に関与しているかどうかを調べることである。本研究では,miR-143とその生物学的調節作用の発現を検討した。両正常および変性椎間板組織におけるmiR-143とB細胞リンパ腫-2(BCL2)のメッセンジャーRNAおよび蛋白質発現は,RT-PCRおよびウェスタンブロットアッセイを用いて測定した。miR-143トランスフェクション後,BCL2発現とNP細胞のアポトーシスはRT-PCR,ウェスタンブロット,フローサイトメトリーを用いて評価した。miR-143とBCL2の間の関係は,バイオインフォマティクスと二重ルシフェラーゼアッセイにより評価した。miR-143の後成的調節はメチル化特異的PCRと5-AZA(5-アザシチジンを用いた低メチル化の効果により決定した。本研究では,miR-143発現は有意に増加し,一方BCL2は変性椎間板試料で減少した。さらに,miR-143のプロモーター領域のCpG島は変性椎間板組織における低メチル化した。さらに,バイオインホマティックス分析およびルシフェラーゼレポーター分析は,BCL2はmiR-143の標的遺伝子であり,miR-143はBCL2メッセンジャーRNA(mRNA)と蛋白質発現を抑制したことを示した。MiRNAmiRNA143の過剰発現は,髄核細胞のアポトーシスを促進するが,miR-143阻害剤は反対の効果を示した。BCL2ノックダウンは,髄核アポトーシスに対するmiR-143阻害剤の効果を逆転した。著者らの結果は,miR-143はBCL2を標的とする,椎間板変性疾患の治療のための潜在的な治療標的を提供する直接髄核アポトーシスの進行を促進することを示唆する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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遺伝子発現 

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