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J-GLOBAL ID:201702270945042305   整理番号:17A0155007

幾つかの燃焼モードにおける修飾付きライナー表面の潤滑性能に関する数値解析研究

Numerical Research on Tribological Performance of Textured Liner Surface Under Different Combustion Modes
著者 (4件):
資料名:
巻: 139  号:ページ: 011504.1-011504.7  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: E0270B  ISSN: 0742-4795  CODEN: JETPEZ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ディーゼル機関の燃焼モードによるディンプル形状修飾付きシリンダーライナー/ピストンリング間の潤滑性能の差異について,数値解析を用いて検討した。初めに,一様ディンプル形状シリンダーライナー表面を対象として,従来の流体潤滑理論にGreenwood-Trippの表面粗度方程式とPatir-Chengの圧力&せん断流係数,および潤滑油粘度に対する圧力影響のBarus方程式等を併用した表面粗さ接触の確率密度関数の表式,平均Reynolds方程式,並びに油膜厚さの方程式等,数学的モデリングを提示した。最小油膜厚さ比H(H<1境界潤滑,1<H<4混合潤滑,4<H流体潤滑)による潤滑領域の区分,ピストンリングの運動方程式と油膜の境界条件,および燃焼モードによるシリンダー圧力特性等の入力パラメータ値を併せ説明した。従来の燃焼(CC),予混合気燃焼着火(PCCI),遅れ噴射(RI)の三つの燃焼モードを比較した。燃焼モードによる特に上死点近傍での最小潤滑油膜厚さ比H~クランク角の特性の差異を示し,無次元の総摩擦力,および表面粗さ(アスペリティ)摩擦力と流体摩擦力の特性を図示して,境界潤滑領域の平均摩擦力がPCCI燃焼モードで最大,RIで最小となることを示した。また,無次元油膜圧力と表面粗さ圧力の特性を比較し,上死点近傍で表面粗さ圧力が急増すること等を考察した。無次元の総摩擦力と摩擦損失は,PCCI燃焼モードで其々,最大82.37%と18.4%増加する一方,RI燃焼モードでは其々,36.50%と12.45%減少する等の結果を示し,燃焼モードによる特に境界潤滑特性の差異を考慮した設計が必要と指摘した。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
内燃機関一般  ,  圧縮点火機関  ,  潤滑一般  ,  金属の機械的性質 

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