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J-GLOBAL ID：201702270978531591   整理番号：17A1310075

量子格子模型の汎用数値対角化パッケージΗΦ-スピン液体近傍の熱・スピソ励起への適用-

著者 (7件)： 山地洋平 (東大 大学院工学系研究科) ,  三澤貴宏 (東大 物性研) ,  吉見一慶 (東大 物性研) ,  河村光晶 (東大 物性研) ,  藤堂眞治 (東大 大学院理学系研究科) ,  藤堂眞治 (東大 物性研) ,  川島直輝 (東大 物性研)
資料名： 固体物理  (Solid State Physics)
巻： 52  号： 10  ページ： 539-550  発行年： 2017年10月15日 
JST資料番号： F0158B  ISSN： 0454-4544  CODEN： KOTBA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 強相関電子系の物性研究では,理論予測と実験結果の比較が不可欠であるにも関わらず,スピン液体やフラストレーションの理論予測は極めて限定的である。本稿では,格子上あるいはグラフ上で定義された理論模型の解析手法として,数値厳密対角化に着目する。著者らは,並列計算機が主流となった時代の大規模粗行列を解く手法として数値対角化パッケージΗΦを開発した。その概要を説明した後,応用例として,幾何学的フラストレーション及び磁気異方性によるフラストレーションによってもたらされるスピン液体の有限温度の理論解析を紹介する。最後に,自発的対称性の破れが生じないことが証明されたキタエフのスピン液体を取り上げ,Na₂IrO₃の第一原理有効ハミルトニアンのΗΦによる解析を紹介する。ΗΦ手法そのものについては,定期的に講習会も行っている。

シソーラス用語： 電子系 ,  *格子模型 ,  グラフ理論 ,  *量子液体 ,  *フラストレーション効果 ,  磁気異方性 ,  並列演算 ,  *対角化 ,  スパース行列 ,  温度 ,  第一原理 ,  有効ハミルトニアン ,  *プログラムパッケージ
準シソーラス用語： 強相関電子系 ,  *スピン液体 ,  幾何学的フラストレーション ,  磁気フラストレーション ,  *厳密対角化 ,  有限温度

分類 (2件)： 磁性理論  (BM06020X) ,  数値計算  (JE02000J)

タイトルに関連する用語 (9件)： 量子 ,  格子模型 ,  汎用 ,  数値 ,  対角化 ,  パッケージ ,  スピン液体 ,  近傍 ,  励起