文献
J-GLOBAL ID:201702271074078774   整理番号:17A0933117

北海道出土アイヌ文化期のガラス玉の化学組成分析

Chemical compositional analysis of Ainu-glass beads excavated from Hokkaido
著者 (7件):
資料名:
巻: 51  ページ: 48-67(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0919A  ISSN: 2424-1962  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
恐らくアイヌ文化に属するガラス玉を,これらのガラスの起源を理解するためにXRF法によって分析した。これらの試料は14世紀半ばから19世紀の期間の北海道から出土した。分析結果はそれらのビーズは2つのタイプ,即ち,主成分に基づいて鉛-カリウムケイ酸塩ガラスとカリ石灰ケイ酸塩ガラス,に分類できる。分析した全てのガラスで,カリ石灰ケイ酸塩ガラスの比率は本州で出土したビーズ中の通常見られるそれよりも著しく高く,ガラスの起源は明らかに異なっている事を示唆している。今回の試料と一乗谷朝倉一門遺跡(15,16世紀)との間の今回の緑色カリウム鉛ケイ酸塩ガラスには組成の類似性が認められた。カリ石灰ケイ酸塩ガラス玉は微量重金属組成に基づいて2つのグループに分類されて,2つの起源の存在を示唆した。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ガラスの性質・分析・試験  ,  無機物質中の元素の物理分析 
引用文献 (21件):
  • 1) 関口 明, 越田賢一郎, 坂梨夏代, “北海道の古代・中世がわかる本”, 亜瑠璃西社 (2015).
  • 2) 白瀧絢子, 中井 泉:国立科学博物館研究報告E類(理工学), 34, 61-71 (2011).
  • 3) 白瀧絢子, 中井 泉, 井上曉子:鳳翔学叢, 7, 149-170 (2011).
  • 4) 中井 泉, 白瀧絢子, 井上曉子:鳳翔学叢, 8, 222-232 (2012).
  • 5) 中井 泉, 馬場慎介, 澤村大地, 柳瀬和也, 村串まどか, 川越 光洋:一乗谷朝倉氏遺跡資料館紀要2014 (2014).
もっと見る

前のページに戻る