文献

J-GLOBAL ID：201702271169296493   整理番号：17A1759729

土地利用の変化と生物多様性の減少-アフリカの森林開発がもたらす絶滅生物種数の期待値の推計-

LAND-USE CHANGE AND BIODIVERSITY LOSS-ESTIMATION OF THE EXPECTED VALUE OF SPECIES EXTINCTION CAUSED BY FOREST DEVELOPMENT IN AFRICA-

著者 (2件)： 植屋純平 (立命館大 大学院理工学研究科) ,  橋本征二 (立命館大 理工)
資料名： 環境システム研究論文発表会講演集  (Proceedings of Annual Meeting of Environmental Systems Research)
巻： 45th  ページ： 51-56  発行年： 2017年10月21日 
JST資料番号： L4127A  ISSN： 1345-9589  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アフリカの森林地域を対象として,森林開発(生息地の減少・破壊を伴う土地利用の変化)が生物多様性の減少に及ぼす影響を評価し,それに基づいて適切な森林保護区の設定を検討した。具体的には,森林開発による絶滅危惧種の絶滅種数の増加量の期待値を算出し,その分布と現在の森林保護区との比較検討等を行った。得られた結論は以下の通りである。1)絶滅危惧種の多く生息しているメッシュの絶滅種数の増加量の期待値は高くなる。しかし,1メッシュが減少した際の絶滅確率は生物種の生息地面積の大きさや生息地の森林依存度によって大きく異なるため,生息している種の特性について考慮する必要がある。2)生物多様性の減少への影響が大きい地域が,必ずしも保護区に含まれているわけではない。生物多様性の保護を行うためには,生物種の生息状況を考慮した影響評価とそれに基づいた保護区の設定が必要である。(著者抄録)

シソーラス用語： 土地利用 ,  生物多様性 ,  *開発 ,  *森林 ,  *生物絶滅 ,  生物 ,  絶滅危惧種 ,  *生息場所 ,  地区 ,  *自然保護 ,  アフリカ
準シソーラス用語： *森林開発 ,  絶滅種 ,  自然保護区

分類 (1件)： 動物生態学一般  (EE03010W)

タイトルに関連する用語 (8件)： 土地利用 ,  生物多様性 ,  アフリカ ,  森林 ,  開発 ,  絶滅 ,  生物種 ,  期待値