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J-GLOBAL ID：201702271170293144   整理番号：17A1640203

ビタミンCは核内受容体の発現を調節することによってPXRとCARとその標的遺伝子ゼアラレノン誘導酸化ストレスに対する子豚の肝臓を保護する【Powered by NICT】

Vitamin C protects piglet liver against zearalenone-induced oxidative stress by modulating expression of nuclear receptors PXR and CAR and their target genes

著者 (6件)： Shi Baoming (Institute of Animal Nutrition, Northeast Agricultural University, Harbin, 150030, P. R. China. [e-mail]) ,  Su Yang ,  Chang Siying ,  Sun Yuchen ,  Meng Xiangyu ,  Shan Anshan
資料名： Food & Function  (Food & Function)
巻： 8  号： 10  ページ： 3675-3687  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2339A  ISSN： 2042-6496  CODEN： FFOUAI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒト食品および動物飼料に見られる最も一般的なマイコトキシンの一つであるゼアラレノン(ZEN)はビタミンC(Vc)によって効果的に無毒化することが示されている。本研究の目的は,ビタミンCはZENにより誘導された酸化ストレスに対する子豚の肝臓を保護するかを調べることであった。初期体重12.27±0.30kgの三十二人の健康な女性交雑種離乳子豚(デュロック×ランドレース×ラージホワイト)を無作為にグループあたり八子豚の四治療群に分けた。飼料処置は2×2要因配置法で二ゼアラレノンレベル(0mg kg~( 1)および1.0mg kg~( 1))と二ビタミンC濃度(2mg kg~( 1)及び150mg kg~( 1))を含み,試験期間は二十八日であった。の結果は,食餌性ゼアラレノンは肝臓係数(P<0.05)と離乳子豚の肝臓(P<0.05)中のZEN残基を著しく増加させることができ,肝細胞膨潤およびか粒状変性が著明であったことを示した。さらに,食じ性ゼアラレノンは有意にMDA(P<0.05)のレベルを増加させ,子豚の肝臓(P<0.05)におけるSOD(スーパーオキシドジスムターゼ),T-AOCとGSHPxのレベルを減少させた。しかし,食じ性ゼアラレノンへの150mg/kg~( 1)ビタミンCの添加は肝臓係数,ZEN残基と酸化ストレス,MDAのレベルを減少させ,子豚の肝臓におけるSOD(スーパーオキシドジスムターゼ),T-AOCとGSHPxのレベルを増加させるに対するゼアラレノンの影響を減少させた。全体として,核内受容体遺伝子(PXR, CAR),相I代謝酵素遺伝子(CYP1A1, CYP1A2, CYP1A6)とフェーズII代謝酵素遺伝子(UGT1A1, UGT1A3, UGT1A6)のmRNAレベルが有意に増加した。結論として,ビタミンCは核受容体シグナル伝達経路の調整により離乳子豚の肝臓に損傷を緩和することができる。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 解毒 ,  肝細胞 ,  *酸化ストレス ,  食品 ,  体重 ,  スーパーオキシドジスムターゼ ,  マイコトキシン ,  ヒト ,  mRNA ,  *遺伝子 ,  ケトン ,  大環状化合物 ,  ラクトン ,  多価フェノール ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： 酵素遺伝子 ,  代謝酵素 ,  離乳子豚 ,  *子豚 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 植物の生化学  (EH01050J)

物質索引 (1件)： ゼアラレノン

タイトルに関連する用語 (10件)： ビタミンC ,  核内受容体 ,  発現 ,  調節 ,  PXR ,  標的遺伝子 ,  ゼアラレノン ,  ストレス ,  子豚 ,  肝臓