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J-GLOBAL ID：201702271193171456   整理番号：17A0615311

不可視マーカを利用した室内環境における人物の位置追跡法に関する研究

A Study of a People Tracking Method Using Invisible Visual Markers in Indoor Environments

著者 (2件)： 白山晋 (東京大学大学院工学系研究科) ,  大澤理恵 (東京大学大学院工学系研究科)
資料名： 可視化情報学会論文集(Web)
巻： 37  号： 2  ページ： 1-10(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0021A  ISSN： 1346-5260  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 多くの作業現場では,各々の作業者の位置が,作業効率,安全性,作業ミスの頻度,身体的および精神的作業負荷などに影響を与えることが知られている.このため,人物の位置を追跡する計測法(人物追跡法)によって取得される位置データを用いて,位置と作業効率などの関係が調べられている.一方,計測法は確立しているわけではなく,いくつかの課題が残されている.最も大きな課題の一つに個体識別能力の向上がある.また,追跡の際のプライバシーの保護も重要な課題である.本稿では,はじめに,既存の人物追跡法を網羅的に調べ,人物追跡に必要とされる要件と課題を明らかにする.次に,近赤外線LEDで構成される不可視マーカを用いた人物追跡法を提案する.2名の人物追跡実験の結果から,提案手法によって頑健な個体識別が実現できること,プライバシーを保護できることが示される.(著者抄録)

シソーラス用語： 性質 ,  *標識 ,  屋内環境 ,  *人間 ,  *追跡 ,  位置測定 ,  赤外線 ,  ビデオカメラ ,  動画像 ,  画像処理 ,  発光ダイオード ,  *画像認識
準シソーラス用語： マーカ ,  位置追跡 ,  室内環境 ,  不可視性

著者キーワード (3件)： People tracking method ,  Invisible visual marker ,  Individual recognition

分類 (1件)： パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (28件)：

• 1) 楼天甲, 白山晋, 稗方和夫, 大和裕幸 : 操業者の行動分析にもとづくワークフロー詳細化手法, 情報処理学会研究報告, 2008-MPS-72 (6), (2008), pp.21-24.
• 2) 楼天甲, 江川陽, 白山晋, 稗方和夫, 大和裕幸 : 行動素のワークフローへの自動対応付け手法, 情報処理学会研究報告, 2009-MPS-73 (50), (2009), pp.197-200.
• 3) 桑原教彰, 野間春生, 鉄谷信二, 萩田紀博, 小暮潔, 伊関洋 : ウェアラブルセンサによる看護業務の自動行動計測手法, 情報処理学会論文誌, 44巻11号, (2003), pp.2638-2648.
• 4) 藤森敬吾, 藤野友也, 河端理華, 石井篤 : 人感センサによる動線の推定, DEWS2008, (2008), D10-3.
• 5) 奥田晋也, 金田重朗, 芳賀博英 : アナログ型焦電センサによる人間の室内位置・身長の判別法の提案, 情報処理学会研究報告, ユビキタスコンピューティングシステム, No.2004, Vol.112, (2004), pp.1-8.

タイトルに関連する用語 (5件)： マーカ ,  室内環境 ,  人物 ,  位置追跡 ,  研究