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J-GLOBAL ID:201702271205367480   整理番号:17A0959504

気候温暖化と大気沈着は,植物の栄養状態への影響を経て,ヨウシュネズ(Juniperus communis)の種子生存力に影響する

Climate warming and atmospheric deposition affect seed viability of common juniper (Juniperus communis) via their impact on the nutrient status of the plant
著者 (6件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 135-144  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: X0313A  ISSN: 0912-3814  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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地球環境の変化は,世界中の種にますます影響を及ぼしている。ヨーロッパのいくつかの国の植物の中で象徴的な犠牲者の1つはヨウシュネズ(Juniperus communis)である。全分布範囲を通じてヨウシュネズの生存量は減少している。生き残れる種子生産の相対的な不足が,結果として自然再生に成功する低い可能性になっているが,この減少の主要な原因のひとつである。気候温暖化と増大する大気の沈着は,ヨウシュネズの種子生存力に否定的な影響を示しているが,しかし根本的なメカニズムの理解の余地は僅かに残っている。可能性が残された回路は,植物の栄養状況を経るもので,次には種子生存力に良い影響を及ぼすかもしれない。ここで,筆者らは中部スウェーデンと北スペインの間での気候と大気沈着の大規模な勾配を活用した,そしてヨーロッパ中に広がっている20種の生存ビャクシン類の葉部の栄養蓄積量,化学量論,種子生存力を分析した。その結果からは,強化された潜在的な酸性沈着が葉部のNとCaの蓄積を低下させている間,上昇する温度は指標NとPの蓄積に負の影響を与えることが示された。指標C:N比率は,高気温,酸性劣化,雨量とともに増加した。これらのパターンと種子生存力を関連づけることによって,低い指標P,CaとMgの蓄積量が低い種子生存力に関連があることが判明した。このように,種子成長と栄養蓄積の間でこれらのキーとなる要因の不足が,不調和と種子不稔につながっている可能性がある。これらの発見はヨーロッパでのビャクシン類の低い種子生存力を説明したり,土地管理者が急いで必要な保護活動を開始するのを助けられるかもしれない。(翻訳著者抄録)
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植物に対する影響 
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