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J-GLOBAL ID:201702271215352306   整理番号:17A0270672

異なる海洋学的環境にある2つのコロニーのオオミズナギドリCalonectris leucomelasの二重採餌戦略と雛の成長

Dual foraging strategy and chick growth of Streaked Shearwater Calonectris leucomelas at two colonies in different oceanographic environments
著者 (8件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 213-225  発行年: 2016年07月 
JST資料番号: L4620A  ISSN: 1347-0558  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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親のミズナギドリ類は遠方の生産性の高い海洋領域で給餌するための長距離採餌往復と,それらの繁殖コロニー周辺のより生産性の低い領域で給餌するための短距離往復を交互に行う。オオミズナギドリCalonectris leucomelasの採餌往復期間,食餌,エネルギー消費,そして雛の成長を,黒潮の温かくより生産性の低い海水に位置する御蔵島の1つと,黒潮/親潮遷移帯にある低温でより生産性の高い海水に位置する三貫島の1つの,2つのコロニー間で比較した。御蔵島で繁殖する親ミズナギドリは,雛に供給するための黒潮海水への短い(3日以下)往復と,自身のエネルギー貯蔵を蓄積するための低温の親潮領域への長い(3日を越える)往復を交互に行った。三貫島で繁殖するミズナギドリは主として近くの黒潮/親潮遷移帯へ短い往復(2日以下)を行うが,低温の親潮領域へのより長い往復(2日を越える)も行った。しかし,御蔵島で繁殖する親ミズナギドリ(24%)は三貫島で繁殖するもの(9%)より頻繁に長い往復を行った。両コロニーの親は共通して,それらの雛のためにカタクチイワシEngraulis japonicusとホソトビウオCypselurus hiraiiを運ぶ一方,御蔵島の親は長い往復後,サンマCololabis sairaや胃油ももたらした。御蔵島の親はより低い率でエネルギーを運搬し,結果として三貫島よりも雛の成長速度は遅く,巣立ち集団はより小さかった。他のミズナギドリ類と異なり,三貫島のミズナギドリ親は,御蔵島よりも良い採餌効率のため雛養育期の間も自身の身体に貯えを蓄積する。これは雛が運搬される食餌に関し飽和し,そのことが親が自信の身体の貯えのために残りの供給を利用できることを示すのかもしれない。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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個生態学 

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