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J-GLOBAL ID:201702271226334707   整理番号:17A0401380

フェナントレンはキュウリ葉の光合成装置に影響する機構【Powered by NICT】

The mechanisms by which phenanthrene affects the photosynthetic apparatus of cucumber leaves
著者 (6件):
資料名:
巻: 168  ページ: 1498-1505  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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フェナントレンは環境に広く分布し,植物の成長と発達に重大な影響を与える多環芳香族炭化水素(PAH)である。植物光合成装置へのフェナントレンの直接効果のメカニズムを解明するために,短期フェナントレン処理キュウリ葉を測定した。フェナントレンはRubiscoカルボキシル化活性を阻害し,光合成速度(Pn)を減少させた。またフェナントレンは光化学系II(PSII)活性を阻害し,それにより光合成電子伝達を阻止した。光と暗反応の阻害は,光合成電子伝達速度(ETR)を減少させ,励起圧(1 qP)を増加させた。高光の下では,フェナントレン処理キュウリの葉における光化学系II(F_v/F_m)の最大光化学効率は有意に減少したが,光化学系I(PSI)活性(ΔI/I_O)はそうではなかった。フェナントレンも強光,Q_B電子移動にPSII Q_Aのアクセプタ側が制限されたことを示した,OJIP曲線におけるJ-ポイント上昇を引き起こした。これはD1蛋白質の分解,強光下でフェナントレン処理キュウリ葉における活性酸素種(ROS)の蓄積により引き起こされるに主に起因する。本研究では,フェナントレンは直接光合成電子伝達とRubiscoカルボキシル化活性を阻害する正味Pnを減少させることを示した。高光の下では,フェナントレンはROSの蓄積を引き起こし,D1蛋白質分解における正味の増加をもたらし,その結果,PSII光阻害を引き起こした。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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植物に対する影響  ,  その他の汚染原因物質  ,  重金属とその化合物一般 
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