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J-GLOBAL ID：201702271236734097   整理番号：17A0570334

窒素イオン注入13Cr4Ni鋼のキャビテーション浸食挙動

Cavitation Erosion Behavior of Nitrogen Ion Implanted 13Cr4Ni Steel

著者 (5件)： VERMA S. (Indian Inst. Technol., Roorkee, IND) ,  DUBEY P. (Indian Inst. Technol., Roorkee, IND) ,  SELOKAR A. W. (Indian Inst. Technol., Roorkee, IND) ,  DWIVEDI D. K. (Indian Inst. Technol., Roorkee, IND) ,  CHANDRA R. (Indian Inst. Technol., Roorkee, IND)
資料名： Transactions of the Indian Institute of Metals  (Transactions of the Indian Institute of Metals)
巻： 70  号： 4  ページ： 957-965  発行年： 2017年 
JST資料番号： E0277A  ISSN： 0972-2815  CODEN： TIIMA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： インド (IND)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： キャビテーション浸食は,水力タービン部品に対する主要な劣化原因であり,発電におけるメンテナンス頻度と修理コストの増加による事業損出の原因となっている。一方,13Cr4Niマルテンサイト鋼は,これらの部品に最も使用されている材料であるが,その耐性に乏しくイオン注入などの表面処理による浸食耐性の改善が必要である。そこで本研究では,13Cr4Ni鋼への窒素イオン注入エネルギー(100~600keV)がキャビテーション浸食耐性に及ぼす影響を調べることを目的に,注入後試料の表面構造,機械的特性のエネルギー依存的変化を観察した後,キャビテーション浸食試験を行った。その結果,1)表面構造は,窒化物の形成および注入誘起による窒素の表面偏析を示唆した。2)微小硬さと弾性率は,N⁺エネルギーに比例して増加し,600KeVで314GPaに達した。3)耐キャビテーション侵食耐性を大幅に向上させ,600keVで最小累積重量損失と最大侵食抵抗を得た。などの知見を得た。

シソーラス用語： *マルテンサイト鋼 ,  クロム含有合金 ,  ニッケル含有合金 ,  *水車 ,  *水力発電 ,  *キャビテーション浸食 ,  *表面処理 ,  *イオン注入 ,  表面構造 ,  機械的性質 ,  エネルギー依存性 ,  *耐食性 ,  表面偏析 ,  微小硬さ ,  弾性係数 ,  重量損失 ,  窒化物 ,  走査電子顕微鏡 ,  電界放出 ,  穴 ,  モルフォロジー
準シソーラス用語： FE-SEM ,  キャビテーションエロージョン ,  ピット ,  水力タービン ,  窒素イオン

分類 (4件)： その他の表面処理  (WC08070F) ,  防食  (WB03040M) ,  水力発電  (NB03030S) ,  水車  (QD02000N)

タイトルに関連する用語 (4件)： 窒素イオン ,  注入 ,  キャビテーション浸食 ,  挙動