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J-GLOBAL ID：201702271365673490   整理番号：17A0626570

標的ナノ粒子インターナリゼーションに適合したトランスフェリン結合ペプチド配列の合理的デザイン法

Rational Design of a Transferrin-Binding Peptide Sequence Tailored to Targeted Nanoparticle Internalization

著者 (9件)： SANTI Melissa (Istituto Italiano di Tecnologia, Pisa, ITA) ,  SANTI Melissa (Scuola Normale Superiore, Pisa, ITA) ,  MACCARI Giuseppe (Istituto Italiano di Tecnologia, Pisa, ITA) ,  MEREGHETTI Paolo (Istituto Italiano di Tecnologia, Pisa, ITA) ,  VOLIANI Valerio (Istituto Italiano di Tecnologia, Pisa, ITA) ,  ROCCHICCIOLI Silvia (Inst. of Clinical Physiology, CNR, Pisa, ITA) ,  UCCIFERRI Nadia (Inst. of Clinical Physiology, CNR, Pisa, ITA) ,  LUIN Stefano (Scuola Normale Superiore, Pisa, ITA) ,  SIGNORE Giovanni (Istituto Italiano di Tecnologia, Pisa, ITA)
資料名： Bioconjugate Chemistry  (Bioconjugate Chemistry)
巻： 28  号： 2  ページ： 471-480  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： W0169A  ISSN： 1043-1802  CODEN： BCCHES  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 大部分の固形がんおよび血液脳関門上に過剰発現しているトランスフェリン受容体(TfR)は,がん治療における有望標的である。しかし,TfRが標的となるように化学的にTf誘導体で標識したナノ粒子は静脈投与すると,血中でその機能性を喪失する欠点を持つ。そこで本研究では,その代替戦略として,TfRまたは鉄への結合に関与しない適切ポケット上でトランスフェリンと結合することができるペプチド被覆物をコンピューターを使用して合理的にデザインした。得られた非-特異的吸着が抑制されたペプチド(Tf2)はトランスフェリン介在エンドサイトーシスによって効率的に細胞中に取込まれる。また,Tf2は金ナノ粒子などナノ構造化合物に抱合でき,生理学的レベルのトランスフェリン存在下で効率的に細胞内取込みを促進する。以上から,本研究の成果はより良い標的性能を目指した,診断および治療応用に有望利用できる高効率的ナノ構造の開発につながるものである。

シソーラス用語： *ナノ粒子 ,  インターナリゼーション ,  トランスフェリン ,  *トランスフェリン受容体 ,  静脈内投与 ,  エンドサイトーシス ,  ペプチド ,  抗腫瘍作用 ,  分子設計 ,  腫瘍細胞 ,  固形腫瘍
準シソーラス用語： *金ナノ粒子

分類 (1件)： 抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A)

タイトルに関連する用語 (6件)： 標的 ,  ナノ粒子 ,  インターナリゼーション ,  トランスフェリン ,  ペプチド配列 ,  デザイン