抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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同じ意味を表すデータが異なるデータベーススキーマの下で存在する場合に,統一的にアクセスする枠組みを提供するデータ相互運用では,スキーマの違いが主要なボトルネックである。本論文では,1)データを重複して持つことで検索を高速化するデータ交換,2)問合せの書き換えを通じて最新のデータを検索するデータ統合,3)P2P(Peer2Peer)アプローチによるデータ相互運用問題への対処法について解説した。まず,1)と2)はスキーママッピングを記述する点で共通し,1)ではスキーママッピングから情報の損失がない汎用解の中の最小のデータ集合を生成する方法が研究課題である。また,2)ではソースデータベースに対する問合せへの書き換え手法として,i)GAV(Global-As-View)アプローチ,ii)LAV(Local-As-View)アプローチが研究されており,i)はソースデータベースの追加・削除に対するモジュール性が欠落しており,ii)は問合せ処理が困難である。そこで,3)では1)に基づき各ピアが他のピアとの違いをスキーママッピングを用いて記述するPDMS(Peer Data Management System)と,検索結果のデータの出所・来歴情報をわかるようにしたCDSS(Collaborative Data Sharing System)が研究されていることを説明した。