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J-GLOBAL ID：201702271676753538   整理番号：17A0217267

福井三型アクセントの共時的特性の対照

Comparison of the Three-pattern Accent Systems in Fukui Prefecture

著者 (2件)： 松倉昂平 (東大 大学院人文社会系研究科) ,  新田哲夫 (金沢大 人間社会研究域)
資料名： 音声研究  (Journal of the Phonetic Society of Japan)
巻： 20  号： 3  ページ： 81-94  発行年： 2016年12月30日 
JST資料番号： Y0922B  ISSN： 1342-8675  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,福井県嶺北地方西部の沿岸地域において,三型アクセントを有する方言の発見が相次いである。本地方各地に多種多様な三型アクセントが点在している実態が明らかになりつつある。本稿では,本地方各地に分布する三型アクセント諸体系の共時的特性を整理し,対照することで,「福井三型アクセント」に広く共有される特徴ないしは方言ごとに相違する特徴は何かを明らかにすることを試みた。具体的には,名詞の音調を概観した後,動詞の派生と名刺の複合にかかわるアクセント規則,付属語の振舞いを記述・対照した。本稿の調査地点は,丹生郡越前町厨,あわら市北潟,坂井市三国町安島の3地点である。

シソーラス用語： *話し言葉 ,  *アクセント ,  自然言語処理 ,  自然言語 ,  福井県 ,  言語学 ,  特徴抽出 ,  動詞 ,  名詞
準シソーラス用語： *方言 ,  言語解析 ,  共時言語学

分類 (2件)： 自然語処理  (JE06000L) ,  音声処理  (JE05000E)

引用文献 (12件)：

• 上野善道 (1984) 「N型アクセントの一般特性について」 平山輝男博士古稀記念会(編) 『現代方言学の課題2 記述的研究篇』 167-209, 明治書院.
• 上野善道 (2012) 「N型アクセントとは何か」 『音声研究』 16(1), 44-62.
• 金田一春彦 (1974) 『国語アクセントの史的研究 原理と方法』 塙書房.
• 佐藤亮一 (1983) 「福井市,および,その周辺地域のアクセント-調査法と型の区別の現れ方との関連を中心に- 『国語学研究』 23, 1-19.
• 佐藤亮一 (1988) 「福井市およびその周辺地域におけるアクセントの年齢差,個人差,調査方による差」 国立国語研究所 『方言研究法の探索』 123-219, 秀英出版.

タイトルに関連する用語 (3件)： 福井 ,  アクセント ,  対照