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J-GLOBAL ID:201702271680043921   整理番号:17A0148689

長鎖アルカンの高圧相転移挙動

著者 (3件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 297-307(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: L1386A  ISSN: 0917-639X  CODEN: KKGIE2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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トリデカン,ペンタデカン,ヘプタデカンの高圧相挙動をFourier変換赤外スペクトルを用いて各489,220,387MPaまでの圧力範囲,温度25°Cで検討した。ラメラ結晶の積層からなり,分子の重心位置は三次元的長距離秩序をもつが,分子鎖の長軸まわり回転および長軸方向の並進自由度をもつ高圧回転相の近距離位置秩序をメチレンの横ゆれモードのP1+P3バンドの因子群分裂に基づいて考察した。理論モデル,温度可変実験,圧力可変実験に関する従来の研究を紹介した。高圧秩序相(HPO)-高温回転相(HPR)-液相転移,HPR相のサイドパッキング構造,HPR-液相転移とHTR-液相転移の統合的記述について考察した。大部分の分子は高圧回転相にヘリングボーンタイプの短距離位置秩序をもち,少数の分子は高温回転相にヘリングボーンタイプの短距離位置秩序をもつこと結論した。圧力可変実験は温度可変実験に比べて乱れの影響が小さく,パッキング効果の研究に適することを強調した。
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著者キーワード (16件):
分類 (3件):
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一成分系の相平衡・状態図  ,  アルカン  ,  赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル一般 
引用文献 (32件):
  • [1] A. Wurflinger, G. M. Schneider: Ber. Physik. Chem., 77, 121 (1973).
  • [2] J. Doucet, I. Denicolo, A. Craievich: J. Chem. Phys., 75, 1523 (1981).
  • [3] J. Doucet, I. Denicolo, A. Craievich, A. Collet: J. Chem. Phys., 75, 5125 (1981).
  • [4] I. Denicolo, J. Doucet, A.F. Craievich: J. Chem. Phys., 78, 1465 (1983).
  • [5] I. Doucet, A. Denicolo, A.F. Craievich, C. Germain: J. Chem. Phys., 80, 1647 (1984).
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