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J-GLOBAL ID:201702271706137226   整理番号:17A0492666

脊椎動物の腸ニューロンの体幹由来神経堤からの古い進化的起源

Ancient evolutionary origin of vertebrate enteric neurons from trunk-derived neural crest
著者 (3件):
資料名:
巻: 544  号: 7648  ページ: 88-91  発行年: 2017年04月06日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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有顎脊椎動物(顎口類)の腸管神経系は主に,前腸へ移動した後に消化管全体に定着して神経支配する迷走神経堤細胞から生じる。本研究で我々は,無顎脊椎動物の基部に位置するウミヤツメ(Petromyzon marinus)で腸管神経系の発生を調べ,その進化的起源についての知見を得た。意外にも,ウミヤツメでは,迷走神経に由来する神経堤細胞集団の存在を示す証拠が全く見つからなかった。むしろ,脂溶性色素DiIで標識したところ,体幹神経管に由来し神経繊維と関連する遅く移動してきた神経細胞が,腸壁および腸背壁溝の内部でニューロンへと分化することが明らかになった。我々は,これらの体幹由来神経堤細胞が,哺乳類胚で腸管神経節などの後胚期の副交感神経節に存在することが最近示された,シュワン細胞前駆体と相同である可能性を提唱する。今回の結果は,神経堤由来のシュワン細胞前駆体が初期の無顎脊椎動物の古い腸管神経系に重要な貢献をしたことを示唆しており,この役割の大部分がその後初期の顎口類の迷走神経堤細胞に組み込まれていったと考えられる。Copyright Nature Japan KK 2017
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分類 (3件):
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発生と分化  ,  神経系一般  ,  進化論一般 

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