抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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福島第一原子力発電所の事故を踏まえ,想定を超えた津波に襲われても,水密扉や予備の電源を多重に用意するなど,様々な対策も立てられてきている。FLEXとは,このような想定外がおきたときに,とにかく炉心を冷やしたり,格納容器を守るために,多様で柔軟な対応をとることを目的とした,アメリカの電気事業者が作り上げた対策のことである。想定外の事故が発生したときには,まず発電所内のFLEX機器で対応するが,想定外の大地震などによって,発電所内のFLEX機器が使えなくなる可能性も考えて,所外からの対応も考えられており,これがSAFERであり,SAFERは事業者連合が独自に準備しているバックアップ基地である。日本ではまだSAFERは進んでいない。発電所間のFLEX機器の仕様の統一等を前提とした,SAFER体制の構築を一刻も早く実現すべきである。