文献

J-GLOBAL ID：201702271879960840   整理番号：17A0508093

磁気共鳴の開拓者たち(1)I.I.Rabiと磁気共鳴の発見

著者 (1件)： 廣田襄
資料名： 電子スピンサイエンス
号： 28  ページ： 43-46  発行年： 2017年04月01日 
JST資料番号： L7828A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 核磁気共鳴の発見で1944年,ノーベル物理学賞を受賞した,I.I.Rabiの生い立ちからノーベル賞に至る研究生活を概観した。1898年,旧オーストリア・ハンガリー帝国に生まれ,ニューヨークで貧しい幼少年期を過ごしたRabiは,コロンビア大学大学院で物理学を学び,ヨーロッパでBornなど多くの物理学者と知己を得た。1924年,コロンビア大学に職を得たRabiは原子核の磁性に注目し,核磁気モーメントの測定を開始した。1937年,分子線磁気共鳴法を発見し,LiCl分子線のLi核の磁気モーメントを初めて正確に測定した。さらに多くの原子や分子の核スピンや磁気モーメント,超微細相互作用,核四重極モーメントなどを決定した。

シソーラス用語： *NMR【磁気共鳴】 ,  原子核 ,  磁性 ,  核磁気モーメント ,  *磁気共鳴 ,  塩化リチウム ,  リチウム ,  核スピン ,  超微細相互作用 ,  四重極相互作用 ,  *Rabi特性周波数 ,  *賞罰 ,  科学史 ,  *科学者
準シソーラス用語： *核磁気共鳴 ,  分子線NMR ,  核四重極相互作用 ,  *ノーベル賞 ,  オーストリア-ハンガリー

分類 (2件)： NMR一般  (BM07041R) ,  物理学一般  (BA01010T)

引用文献 (3件)：

• Rigden, J. S., ′′Rabi: Scientist and Citizen′′ Harvard University Press, 2000.
• Ramsey, N. F., ′′I. I. Rabi 1898 - 1988′′ Biographical Memoir, National Academy of Sciences, Biographical Memoir, 1993.
• Rabi, I. I., Zacharias, J. R., Millman, S., Kusch, P., Phys. Rev. 53, 318 (1938).

タイトルに関連する用語 (3件)： 磁気共鳴 ,  開拓 ,  発見