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J-GLOBAL ID：201702271905307451   整理番号：17A0960703

畜産分野における改良技術と現場への普及 DNAを利用した親子判定や遺伝子型検査による収益性向上への取り組み

著者 (1件)： 伊藤智仁 (家畜改良事業団)
資料名： 畜産コンサルタント  (Livestock Industry Magazine)
巻： 53  号： 8  ページ： 58-62  発行年： 2017年08月01日 
JST資料番号： L4216A  ISSN： 1345-9333  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トレーサビリティと収益性向上とは関連性が小さいイメージであるが,DNAを利用した豚肉のトレーサビリティは親子判定を応用したもので,市場に出回った豚肉が自社種豚から生産されたものであることを高い精度で確認することができる。トレーサビリティとは,普通は物品の流通経路を追跡が可能になるように整備することであり,店頭まで追跡することが可能であるが,DNAを利用する場合は肉そのものを検査することにより自社産証明ができるため,食卓に上がった肉まで検査することが可能である。このことにより大切な”ブランドイメージ”を守ることにつながると考えれば,収益に影響すると考えられる。

シソーラス用語： *解析 ,  *医学的検査 ,  遺伝学実験技術 ,  指標 ,  トレーサビリティ ,  *ブタ ,  農業経営 ,  人工受精 ,  *養豚 ,  畜産業
準シソーラス用語： *DNA解析 ,  *親子判定 ,  遺伝子検査 ,  収益性 ,  食品トレーサビリティ ,  *肥育豚 ,  畜産経営 ,  養豚業

分類 (2件)： 豚  (FD02040U) ,  生肉の品質と処理  (FJ12032O)

引用文献 (6件)：

• 島貫伸一、黒木一仁、塗本雅信、森田光夫(2006)ブタの個体識別と親子判定のための新たなマイクロサテライトマーカーパネル 日本養豚学会誌 43:195-99
• 山口倫子・美川智・林武司・中根崇・神山佳三・粟田崇(2006)ブタの親子判定のためのマイクロサテライトマーカーセットの作製 日本養豚学会誌43:254
• 島田昌之、岡崎哲司(2014)わが国の養豚業における繁殖技術の現状と課題 凍結精液を用いた人工授精による新たな繁殖・育種戦略- 畜産コンサルタント8月号 Vol.50 No.596 49-53
• 重良素史、水野博晶、尾池一伸、澤田一彦、塗本雅信、島貫伸一、森田光夫、横内圀生(2007)DNA型による父豚特定に基づく授精適期の推定 日本養豚学会誌44:234
• 尾池一伸(2008)DNA型による父豚特定に基づく授精適期の推定 養豚の友467:62-65

タイトルに関連する用語 (8件)： 畜産 ,  現場 ,  普及 ,  DNA ,  親子判定 ,  遺伝子 ,  型検査 ,  収益性