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J-GLOBAL ID：201702271968793282   整理番号：17A1607084

MU-MIMO-OFDM THPにおける周波数相関を用いたオーダリング処理コスト削減法

著者 (5件)： 蛭間信博 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科) ,  丸小倫己 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科) ,  留場宏道 (シャープ 通信・映像技研) ,  小野寺毅 (シャープ 通信・映像技研) ,  前原文明 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B(Web)
巻： J100-B  号： 8  ページ： 538-547 (WEB ONLY)  発行年： 2017年08月01日 
JST資料番号： U0471A  ISSN： 1881-0209  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： MU-MIMO THPの伝送特性のより一層の向上には,オーダリング処理の適用が極めて有効である。ところが,オーダリング処理は,送信ストリーム数に比例した逆行列演算を要するだけでなく,無線通信の高速化を実現すべくOFDMが適用されると,サブキャリヤごとの処理が必要となることから,計算コストの増大が懸念される。本論文では,MU-MIMO-OFDM THPを対象として,サブキャリヤごとのオーダリング処理に係る計算コストを周波数相関に基づき削減する方式を提案する。提案方式は,周波数相関が高い場合には,周辺のサブキャリヤにおおむね同様のオーダリング処理を施すことができることに着目し,MU-MIMO方式がそもそも有する伝搬路情報(CSI)から周波数相関を算出するとともに,その値に基づきオーダリング処理を行うサブキャリヤの間隔を決定するものである。また,本提案方式の有効性を検証すべく,全サブキャリヤに対してオーダリング処理を行う通常の方式を比較対象にとって,ビット誤り率(BER)特性と計算コストの観点から計算機シミュレーションにより評価する。(著者抄録)

シソーラス用語： *OFDM ,  信号多重化 ,  多元接続通信 ,  *相関 ,  *計算機利用システム ,  SCM【信号】 ,  原価 ,  情報 ,  誤り率 ,  原価低減 ,  計算機シミュレーション ,  計算コスト ,  *電子発注システム ,  減少 ,  変化 ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： *MIMO-OFDM ,  空間多重 ,  *周波数相関 ,  *オーダリングシステム ,  サブキャリア多重化 ,  CSI ,  ビット誤り率 ,  コスト削減

分類 (1件)： 移動通信  (ND08030H)

引用文献 (18件)：

• Q.H. Spencer, C.B. Peel, A.L. Swindlehurst, and M. Haardt, “An introduction to the multi-user MIMO downlink,” IEEE Commun. Mag., vol.42, no.10, pp.60-67, Oct. 2004.
• G. Bauch and G. Dietl, “Multi-user MIMO for achieving IMT-Advanced requirements,” Proc. 2008 Int. Conf. Telecommun., pp.1-7, June 2008.
• T. Haustein, C. von Helmolt, E. Jorswieck, V. Jungnickel, and V. Pohl, “Performance of MIMO systems with channel inversion,” Proc. IEEE VTC-2002 Spring, vol.1, pp.35-39, May 2002.
• Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) specifications: Enhancements for very high throughput for operation in bands below 6GHz, IEEE P802.11ac/D1.0 Std., Jan. 2011.
• ETSI, TS 136.306, v10.2.0, “User Equipment (UE) radio access capabilities,” June 2011.

タイトルに関連する用語 (5件)： MU-MIMO ,  OFDM ,  周波数相関 ,  オーダ ,  コスト削減