抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本建物の計画地は,広尾駅,六本木駅より徒歩圏内に位置し,青山・六本木・渋谷のいずれにも近接し,丘上に位置して都心の喧騒から少し離れた隠れ家的な場所である。築28年を経た本物件は,周辺環境へ圧迫感を与えないひな壇上の建物であり,大きくセットバックしたルーフバルコニーと敷地外周に配した植栽が,地形を補うかのようにヒルトップを形作る。本計画は,共用部から続く建物への長いアプローチが特徴的である。露地空間をイメージしたアプローチからエントランス,廊下へと繋がる空間には,新規の配管シャフトを配置しながら,各空間デザインの調整を行った。本件では一般的な大規模修繕に加えて,排水縦管の新設を行った。全て異なる住戸形状の既存聞取りと新たに設計する間取りとの整合,その上下階の繋がり等々の調整が計画段階で最も苦慮した。