抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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半導体デバイスの微細加工技術(パターリング)にはリソグラフィ技術が使用されており,半導体露光装置により,回路パターンをウェハ上に光学像を形成して転写うる。本稿では,事前に学習した情報を使用した方法に関して,逆問題手法を使用した計測系を検討している。ライブラリーの作製は,計測対象パターンと,基本となる形状情報を基に,そのパターンを光学シミュレータ上で徐々に変形させていき,各形状毎に得られる分光特性を,光学シミュレーションにより算出し,データベース化する。この光学シミュレーションでは,RCWA(Rigorous Coupled-Wave Analysis)が使用され,周期性のある構造の中での電場をフーリエ級数で表し,固有値方程式を解く。逆問題手法の使用は,「想定外」の計測物に対して計測エラーの発生を回避することは,非常に困難である。この問題を避けるために,光CD計測では,Dynamic Scatterometoryが提案されている。この方法は,不具合が発生した時にその場で学習するもので,実際の計測時に複素屈折率を計測して,その値を使用して,その場でライブラリーを形成していくものである。「逆問題」手法の開発が,半導体技術の進歩に貢献することを,期待する。