抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:ドコサヘキサエン酸(docosahexaenoic acid)を検討する。ラットの急性脊髄損傷後の肢体機能回復及び血清中インターロイキン-1β(IL-1β)、インターロイキン-6(IL-6)及びインターロイキン-10(IL-10)の含有量に対する影響を調べた。【方法】108匹の成体SDラットを,ランダムに3つの群に分けた:脊髄損傷群,DHA処置群,および偽手術群(各群36匹)。脊髄損傷群とDHA治療群は改良垂直衝撃(WD)法によりT10脊髄損傷モデルを樹立し、偽手術群はT10椎板を切除し、脊髄を損傷しない。脊髄損傷群とDHA処理群は脊髄損傷後10分にそれぞれ5%のエタノールを含む生理食塩水と量のDHA製剤(ラット体重500mg/kgの計算)を注射した。各群のラットにおいて,10,24,48,72時間の手術後に,6匹のラットを,乱数表に従ってランダムに選択した。BBB(the basso beattie bresnahan locomotor rating scale,BBB)機能採点法を用いて、それぞれ運動機能の採点を行った。血清中のIL-1β,IL-6およびIL-10の濃度を,72時間後に測定した。結果:BBBスコアにより、10、24、48、72時間の4つの時点のDHA処理群は脊髄損傷群ラットの後肢運動機能と比べ、ある程度の改善があることが示された。72時間の時点において,DHA処置群の運動機能スコアは,脊髄損傷群のそれより有意に高かった(P<0.05)。72時間の時点で脊髄損傷群のIL-1βとIL-6のレベルは最も高く、DHA処理群はその次で、偽手術群は最も低く、各群間に有意差が認められた(P<0.05)。対応する時点のIL-10は脊髄損傷群において最も低く、DHA処理群はその次で、偽手術群において最も高く、各群間に有意差が認められた(P<0.05)。結論:DHAはラットの脊髄損傷に対して保護作用があり、おそらく抗炎症反応と炎症反応のバランスを再構築することにより、急性脊髄損傷に対して保護作用を発揮する可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】