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J-GLOBAL ID：201702272395093381   整理番号：17A1959269

アミノ酸の化合物特異的δ~15N分析によって判明した北太平洋亜熱帯環流における溶存,懸濁態有機窒素の起源と変換【Powered by NICT】

Sources and transformation of dissolved and particulate organic nitrogen in the North Pacific Subtropical Gyre indicated by compound-specific δ¹⁵N analysis of amino acids

著者 (3件)： Yamaguchi Yasuhiko T. (Ocean Sciences Department, University of California, Santa Cruz, 1156 High Street, Santa Cruz, CA 95064, USA) ,  Yamaguchi Yasuhiko T. (Department of Earth and Planetary Science, The University of Tokyo, 7-3-1 Hongo, Bunkyo-ku, Tokyo 113-0033, Japan) ,  McCarthy Matthew D. (Ocean Sciences Department, University of California, Santa Cruz, 1156 High Street, Santa Cruz, CA 95064, USA)
資料名： Geochimica et Cosmochimica Acta  (Geochimica et Cosmochimica Acta)
巻： 220  ページ： 329-347  発行年： 2018年 
JST資料番号： C0062A  ISSN： 0016-7037  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,相対的汚染源,変換プロセス,海洋水柱におけるNcycleのこれらの二つの主要な型の潜在的結合を調べるための新しいアプローチとして結合した溶存と懸濁態有機窒素(DON, PON)試料のアミノ酸(δ~15N_AA)の化合物特異的窒素同位体の使用を検討した。表面中深海から高分子量溶存有機窒素(HMW DON)と北太平洋亜熱帯循環(NPSG)中に懸濁したPONにおけるδ~15N_AA分布を測定した。新しい解析的アプローチは,以前の研究よりDONのはるかに大きいδ~15N_AA測定精度を達成し,δ~15N_AA特徴で以前に不明瞭差を,深さとのプール間の両方を可能にした。全加水分解性アミノ酸(THAA)のδ~15n値はDON及びPONにおける蛋白質のδ~15n値の指標であることを提案した。バルクδ~15N値と併せて,これはδ~15n値を可能にし,直接評価するバルク,蛋白質,「他のN」の変化。これらの新しい測定は,三つの主要な結論を示唆した。第一に,両方の表面および中深海HMW DONのδ~15N_AA特徴が主に従属栄養細菌源を示唆し,表面材料と比較してはるかに劣化した材料の中深海HMW DON軸受の特徴であった。これらの結果は,HMW DONδ~15N_AAパターンは本質的には海洋表層におけるシアノバクテリアによる「事前形成」という以前の提案と対照的で,深さと共に殆ど変化を受けなかった。第二に,表面NPSGにおけるHMW DON対懸濁PONの異なるδ~15N_AA値とパターンは,これらの二N貯留層の起源と循環はsurpisingly分離されることを示唆した。分子δ~15Nの特徴に基づいて,表面HMW DONの産生は最終的に地下の硝酸塩に由来する新しい仮説を提案したが,混合層中のPONはN_2固定とNリサイクルに強く関係している。とは対照的に,中層におけるHMW DON対懸濁PONの比較δ~15N_AA特徴も中層カラムにおけるいくつかのHMW DONの可能なPON源を示唆した。まとめると,これらの結果は,従属栄養細菌(「微生物窒素ポンプ」)による可動性の低いDONに対して比較的に不安定でONの変換は,表面と中層貧栄養海洋の両方におけるDONの生成と変化のための重要な経路であることを示唆した。最後に,THAAとは対照的に,他のNのδ~15n値は従属栄養変化,アミノ糖の予想される寄与より大きく,または他の可動性の低い有機窒素分子と一致するかもしれない影響を受け実質的に低かった。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 藍藻類 ,  アミノ糖 ,  硝酸塩 ,  タンパク質 ,  測定精度 ,  加水分解 ,  深海 ,  混合層 ,  汚染源 ,  *亜熱帯 ,  従属栄養 ,  *アミノ酸 ,  *有機窒素 ,  *北太平洋
準シソーラス用語： 従属栄養細菌 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： 溶存有機窒素 ,  アミノ酸 ,  化合物特異的窒素同位体分析 ,  微生物窒素ポンプ

分類 (2件)： 水圏・生物圏の地球化学  (DD01030A) ,  岩石圏の地球化学一般  (DD01041C)

タイトルに関連する用語 (8件)： アミノ酸 ,  分析 ,  北太平洋 ,  亜熱帯 ,  環流 ,  懸濁 ,  有機窒素 ,  起源