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J-GLOBAL ID:201702272464953338   整理番号:17A0482424

特異的なエピジェネティック特徴を持つ小児T-ALLに対する脱メチル化剤デシタビンを併用したL-アスパラギナーゼの相乗的細胞傷害効果

Synergistic Cytotoxic Effect of L-Asparaginase Combined with Decitabine as a Demethylating Agent in Pediatric T-ALL, with Specific Epigenetic Signature
著者 (5件):
資料名:
巻: 2016  号: Hematology  ページ: ROMBUNNO. 1985750  発行年: 2016年 
JST資料番号: U7008A  ISSN: 2314-6133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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T-急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)は,一般的な化学治療が効果を示さない小児ALLのサブグループである。最近の研究は,患者の転帰および化学療法の効果に影響を及ぼすDNA過メチル化のようなエピジェネティック異常の基本的な役割を見出した。さらに,L-アスパラギナーゼはALLの治療の重要な化学療法剤であり,この薬剤に対する耐性はメチル化を介してサイレンシングされるASNS発現に関連している。したがって,本研究では,L-アスパラギナーゼに対するT-ALL細胞株の感受性がASNS遺伝子のエピジェネティックな状態と相関しているかどうかおよび同時脱メチル化処理によって感受性を変化させることができるかを解析した。さらに,異なるT-ALL細胞株をL-アスパラギナーゼで処理し,ASNS発現と異なる応答を相関させた。次に,ASNS発現がプロモーターのメチル化状態に依存することを実証した。最後に,ASNS遺伝子発現の脱メチル化効果にもかかわらず,脱メチル化剤デシタビンとの併用処置がASNS遺伝子の過剰メチル化を特徴とするT-ALL細胞株におけるL-アスパラギナーゼ感受性を相乗的に改善し得ることを見出した。結論として,この前臨床試験はASNSプロモーターの過剰メチル化に起因する低ASNS発現を伴うT-ALLのサブグループにおけるL-アスパラギナーゼおよびデシタビンの予想外の相乗的活性を同定したが,より高いASNS発現を特徴とする耐性細胞株における感度は回復できなかった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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抗腫よう薬の基礎研究  ,  血液の基礎医学 
物質索引 (1件):
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