抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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強磁性金属/通常金属/強磁性体金属接合によって切り離された2つのs-波超伝導体(S/F/N/F/S接合)から成る通常金属の強磁性Josephson 接合における近接効果が誘導する磁性を理論的に研究した。Eilenberger方程式を解くことによって,Nの磁化を計算した。Nのスピン-トリプレット偶数周波数奇数パリティーCooper 対と,スピン-シングレット奇数周波数奇数パリティーCooper対の異常Green関数の積が有限値を持っとき磁化がNで起こることを示した。誘導した磁化M(d,θ)は,2つの部分に分解できる,M(d,θ)=M
I(d)+M
II(d,θ),ここで,dはNの厚みとθは,2つのSsの間の超伝導相差である。したがって,M(d,θ)のθ依存は,θを変えて磁化の振幅をコントロールすることを可能にする。いくつかの磁化測定の方法は,S/F/N/F/S接合の全磁化を拾うのでθによるM(d,θ)の変化は,本当に,近接効果によって誘導される磁化の正当な証拠である。(翻訳著者抄録)