抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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中央アジアのアラル海はカザフスタンとウズベキスタンにまたがる閉塞湖で,かつては水域面積6.4万km
2,水量1000km
3を有する世界第4位の湖であったが,1960年代以降,流入河川沿いの灌漑農地拡大や運河建設による過剰な取水或いは水利用による流入水量減少に伴って水位が低下して来た。衛星画像データの時系列によると,2014年には,水域面積0.7万km
2,水量135km
3とそれまでの最小になった。この結果,砂漠化した湖底が広域に亘って露出し,塩混じりのダストの周辺域への飛散などにより灌漑農業にも深刻な影響を与えている。しかし,ほぼ一定の割合で続いて来た水域縮小は2009年以降,気象変動などの影響も加わって,約0.9万km
2で複雑な変化を繰り返している。