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J-GLOBAL ID:201702272624986839   整理番号:17A1379461

ヒトメラニン細胞におけるMITF安定性を通してUCHL1を調節するメラニン産生【Powered by NICT】

UCHL1 Regulates Melanogenesis through Controlling MITF Stability in Human Melanocytes
著者 (13件):
資料名:
巻: 137  号:ページ: 1757-1765  発行年: 2017年 
JST資料番号: H0776A  ISSN: 0022-202X  CODEN: JIDEAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ユビキチンカルボキシル末端ヒドロラーゼL1(UCHL1)はユビキチン-プロテアソーム系を介して多くのシグナル伝達経路に関与している。UCHL1はヒト皮膚で発現しており,ニューロンマーカーとして機能するが,メラニン形成におけるその機能は不明のままである。ここでは,メラニン形成におけるUCHL1の役割を検討し,ヒトメラニン細胞を用いた基礎となる機構を明らかにした。低分子干渉RNAによるUCHL1ダウンレギュレーションは小眼球症関連転写因子(MITF),チロシナーゼ,ドーパクロームタウトメラーゼ,チロシナーゼ関連蛋白質-1,およびメラニンのアップレギュレーションを生じた。とは対照的に,アデノウイルストランスフェクションによるメラニン細胞におけるUCHL1の過剰発現は,チロシナーゼ,ドーパクロームタウトメラーゼ,チロシナーゼ関連蛋白質-1のダウンレギュレーションをもたらし,メラニン含量を減少させた。さらに,UCHL1は蛋白質,mRNAではなく,MITF,チロシナーゼの上流調節因子,ドーパクロームタウトメラーゼ,チロシナーゼ関連蛋白質-1を低下させた。de novo蛋白質合成の阻害とプロテアソーム阻害剤MG132による正常ヒト初代表皮メラニン細胞の処理はUCHL1はユビキチン化蛋白質への結合によりMITFの安定性を負に調節することを明らかにした。最後に,アデノウイルスを介したMITFの過剰発現はUCHL1減少しメラニン形成のレベルを回復した。まとめると,著者らの知見は,皮膚の色素化の制御におけるUCHL1の役割を示した。蛋白質分解を介してUCHL1によるMITF活性の抑制は黒色腫または色素沈着症障害のための新しい治療法の開発を助けるであろう。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (4件):
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細胞生理一般  ,  生薬の薬理の基礎研究  ,  外皮作用薬の基礎研究  ,  その他の薬物の基礎研究 

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