文献

J-GLOBAL ID：201702272810218717   整理番号：17A0962324

各圧下率で冷間圧延を施した5083アルミニウム合金の焼鈍後における再結晶集合組織の変化

Changes in Recrystallized Texture after Annealing of 5083 Aluminum Alloy Cold Rolled at Increasing Reduction Rate

著者 (1件)： 塚本雅章 (兵庫県立大学大学院工学研究科材料・放射光工学専攻)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 81  号： 8  ページ： 394-402(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Al合金に置き換えることで自動車の軽量化が図られているが,アウターパネルなどのプレス成形によって製作される部品は一般大衆車へは普及していない。これにはAl合金におけるプレス加工の難成形性が起因する。本研究では,5083Al合金において各総圧下率で冷間圧延を行うことにより焼鈍後における再結晶組織の変化し,集合組織を観察した。さらに,同周速圧延法によって{111}面が圧延面に平行な結晶粒を生成させることができるかどうか調べた。総圧下率が30%の場合,冷間圧延により回転した方位が焼鈍時間を重ねるにつれ,圧延前の旧結晶粒の方位へと戻る。総圧下率をさらに85%まで増加させると,β-方位群ではなくR-方位を含む<142>//ND集合組織が主となる。

シソーラス用語： 自動車 ,  軽量化 ,  *アルミニウム合金 ,  *冷間圧延 ,  圧下率 ,  焼なまし ,  金属組織 ,  *成形性 ,  *集合組織 ,  結晶方位 ,  再結晶 ,  再結晶集合組織 ,  回転 ,  結晶格子 ,  析出物 ,  極点図 ,  粒界移動
準シソーラス用語： 自動車用材料 ,  車体軽量化 ,  A5083 ,  圧下率依存性 ,  焼鈍 ,  焼きなまし温度 ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  格子回転

著者キーワード (12件)： 5083 aluminum alloy ,  cold rolling ,  lattice rotation ,  recrystallization ,  orientation ,  precipitation ,  5083 aluminum alloy ,  cold rolling ,  lattice rotation ,  recrystallization ,  orientation ,  precipitation

分類 (3件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  組織的硬化現象  (WB01020C) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (19件)：

• 1) W. T. Lankford, S. C. Synder and J. A. Bausher: Trans. ASM 42(1950) 1197-1232.
• 2) A. Yamamoto, H. Ohmori, T. Kajiura, M. Tsukamoto and D. Okai: J. Japan Inst. Met. Mater. 78(2014) 23-30.
• 3) T. Sakai, H. Utsunomiya and Y. Saito: J. JILM 52(2002) 518-523.
• 4) Q. Cui and K. Ohori: J. JILM 50(2000) 335-340.
• 5) T. Kamijo, K. Sekine, S. Kuba and T. Takeuchi: J. Japan Inst. Metals 36(1972) 33-38.

タイトルに関連する用語 (5件)： 圧下率 ,  冷間圧延 ,  アルミニウム合金 ,  焼鈍 ,  再結晶集合組織