抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】高齢者てんかん患者における血清ホモシステイン(Hcy)レベル,てんかん発作頻度,および抑うつ症状と認知機能スコアに及ぼすビタミンB補充療法の効果を調査する。方法:2013年1月から2015年7月までの間に、蘇州大学付属第二病院で診断された入選基準に適合したHHcyを合併した老年てんかん患者132例を登録した。ビタミンB治療(プランは葉酸2.5 mg/d、ビタミンB610.0 mg/d、ビタミンB121.5 mg/d)の患者83例で、治療群とした。ビタミンB治療を受けていない患者49例を対照群とした。1年のフォローアップを行い、血清Hcy、葉酸、ビタミンB12レベル及びてんかん発作頻度、MMSEとハミルトンうつ病評価尺度(HDMA)採点などの指標を測定した。Hcy濃度と葉酸とビタミンBの補充により治療を行った。軽度のHHcy群(Hcy 15.0~29.9μmol/L)75例(治療群46例,対照群29例)と中重度HHcy群(Hcy≧30.0μmol/L)57例(その中に治療群37例,対照群20例)に分けた。Hcyの影響因子を分析し、各治療群と対照群の血清Hcy、葉酸、ビタミンB12レベル及びてんかん発作頻度、MMSEとHDMAスコアの差異を比較した。結果:相関分析により、Hcyは年齢と正の相関を示し(r=0.269、P=0.002)、葉酸レベルと負の相関があった(r=-0.222、P=0.010)。喫煙は,喫煙(χ2=7.363,P=0.007),高血圧(χ2=6.187,P=0.013),2つ以上の抗てんかん薬(χ2=4.708,P=0.030)と関連していた。対照群と比較して,中等度Hhcy群におけるHcyは,有意に減少した[(15.68±4.85),(31.14±11.18)μmol/L,t=5.890,P<0.01]。葉酸[(9.08±3.33),(5.87±2.91)ng/ml,t=3.618,P=0.001]およびビタミンB12[(556.39±276.76),(419.71±164.53)pg/ml,t=2.336,P=0.023],ビタミンB6[(22.94±5.59),(21.09±4.87)μmol/L,t=2.029,P=0.047]は,有意に増加した。てんかん発作の頻度は明らかに減少した[(4.85±2.78),(6.15±1.95)/年,t=2.028,P=0.047]。MMSEスコアは明らかに増加した[(26.89±1.94),(25.75±2.20),t=2.024,P=0.048]。HDMAスコアは明らかに減少した[(15.22±7.55),(17.70±4.90),t=2.862,P=0.005]。軽度Hhcy群における治療群と対照群の間には,てんかん発作頻度,MMSEおよびHDMAスコアに有意差は認められなかった(すべてP>0.05)。結論:高齢者てんかん患者はHhcyの多発性集団として、定期的にHcyをモニタリングする必要がある。重度のHhcyを合併した老年てんかん患者に対してビタミンB補充治療を行うことはてんかん発作をコントロールし、てんかん合併うつ病と認知機能障害の症状を改善することに有利である。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】