抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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AIによる失敗も衝突もない「最適化の連鎖」は,社会から革新の知からを奪ってしまうのだろうか。この疑問は,あるいは,AI全体に関わる「ドラえもんに心があるか」という問いかけにもつなが可能性がある。特定のゴールに最速で到達する将棋や囲碁には抜群に向くだろうが,「自らゴールを変える」という,クリエータ/イノベイターが社会で果たしてきた役割を代替えできるのか。固定された衝動しかもてないAIが作るコンテンツは,この世界に革新や進歩をもたらすのか,あるいは停滞と縮小をもたらすのかが問われる。AIを巡っては,それ自身やその生み出すコンテンツにどこまで知的財産権による独占を許し,どこから自由な利用を認めるべきかが今後の課題となることを提示した。