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J-GLOBAL ID:201702273430758004   整理番号:17A0679678

地域気候モデルHIRHAM5におけるグリーンランド氷床の表面質量収支:現状と将来展望

Surface mass balance of the Greenland ice sheet in the regional climate model HIRHAM5: Present state and future prospects
著者 (7件):
資料名:
巻: 75  ページ: 105-115  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: F0327A  ISSN: 1880-7593  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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表面質量収支(SMB)はグリーンランド氷床のビルダーであり,氷床動力学の推進力でもある。SMBの過去,現在及び将来状況の定量化は,SMBを制御する推進力と気候過程を理解するのに重要であり,また,海水準上昇を解明したり,気候システム内での氷床域の変化をフィードバックする氷床モデルの初期化と実行の両方にとっても重要である。地域気候モデル(RCMs)と気候再解析は,SMB推定の定量化に用いられる。種々のモデルはそれぞれの時空間的特徴を持っており,SMBとこれに対する氷床の動力学的応答の両方に重要な不確実性を及ぼす様々な過程を含んでいる。しかし,全ての地域気候モデルにより,グリーンランド氷床のSMBは,主として際立った融解速度に起因して最近は減少傾向にあることが分かっている。ここに,RCM HIRHAM5による5km解像度のグリーンランド氷床SMBの新しいシミュレーション結果を紹介した。この地域気候モデルは気候シナリオRCP8.5とRCP4.5の将来予測をするために,ERA-Interim再解析データと全球気候モデル(GCM)EC-Earth v2.3から成っている。SMBの将来推定は全球気候モデルの強制力に影響され,氷床表面と全球及び地域気候システムとの間のフィードバックが無視されると,氷床における融解と降雨量が可成り少なく見積られる結果となる。グリーンランド氷床の表面質量収支を左右する気候変動の役割を上手く評価する努力が必要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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雪氷学  ,  気候学,気候変動 
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