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J-GLOBAL ID:201702273441220457   整理番号:17A0439441

Vitis viniferaの高スチルベノイド根抽出物の化学的特性化,フリーラジカル除去,そして細胞抗酸化および抗炎症特性

Chemical Characterization, Free Radical Scavenging, and Cellular Antioxidant and Anti-Inflammatory Properties of a Stilbenoid-Rich Root Extract of Vitis vinifera
著者 (8件):
資料名:
巻: 2016  ページ: ROMBUNNO.8591286 (WEB ONLY)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U7012A  ISSN: 1942-0900  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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食事性スチルベノイドは,それらの潜在的な健康上の利益のため注目を集めつつある。しかし,スチルベノイドの生理活性に関する多くの研究は,純粋な化合物,例えばレスベラトロールを用いて行われた。本研究の目的は,フリーラジカル除去,そして細胞抗酸化および抗炎症特性に関し,Vitis viniferaの複合的な根抽出物を特性化することであった。Vitis viniferaの根抽出物のHPLC-ESI-MS/MS分析は,その生理活性を仲介するかもしれない,2つの単量体(レスベラトロールおよびピセタノール),2つの二量体(トランス-ε-ビニフェリンおよびアンペロプシンA),1つの三量体(ミヤベノールC),そして2つの四量体(r-2-ビニフェリン=ビチシンAおよびr-ビニフェリン=ビチシンB)化合物を含む,7つのスチルベノイドを同定した。電子スピン共鳴とスピントラップ実験は,根抽出物が2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル,ヒドロキシル,ガルビノキシル,そしてスーパーオキシドフリーラジカルを除去することを示した。細胞レベルで,Vitis viniferaの根抽出物は,過酸化水素が誘導するDNA損傷から保護し,Nrf2およびその標的遺伝子ヘムオキシゲナーゼ1とγグルタミルシステインシンセターゼを誘導することを観察した。更に,根抽出物はマクロファージにおいて,アテローム産生抑制性肝臓酵素,パラオキソナーゼ1を誘導し,炎症促進性遺伝子発現(インターロイキン1β,誘導型一酸化窒素合成酵素)を下方調節出来た。併せて,本データはVitis viniferaの根抽出物がフリーラジカル除去,細胞抗酸化および抗炎症特性を示すことを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生薬の薬理の基礎研究  ,  消炎薬の基礎研究 

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