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J-GLOBAL ID：201702273491158904   整理番号：17A1134530

クモ絹の細胞毒性と血液適合性に関する直接的および間接的接触の影響

Influence of direct or indirect contact for the cytotoxicity and blood compatibility of spider silk

著者 (8件)： KUHBIER J. W. (Medical School Hannover, Hannover, DEU) ,  COGER V. (Medical School Hannover, Hannover, DEU) ,  MUELLER J. (Medical School Hannover, Hannover, DEU) ,  LIEBSCH C. (Medical School Hannover, Hannover, DEU) ,  SCHLOTTMANN F. (Medical School Hannover, Hannover, DEU) ,  BUCAN V. (Medical School Hannover, Hannover, DEU) ,  VOGT P. M. (Medical School Hannover, Hannover, DEU) ,  STRAUSS S. (Medical School Hannover, Hannover, DEU)
資料名： Journal of Materials Science. Materials in Medicine  (Journal of Materials Science. Materials in Medicine)
巻： 28  号： 8  ページ： 127,1-9  発行年： 2017年08月 
JST資料番号： W0004A  ISSN： 0957-4530  CODEN： JMTSAS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ジョロウクモNephila edulisから採取した縦糸絹の細胞毒性と細胞培地に対する影響を明らかにするために,in vitro細胞毒性及び溶血性を調べた。ELISA測定により細胞培地組成,浸透圧,グルコースおよび乳酸塩の組成の変化を調べた。また国際標準法(ISO10993-4:2009,ASTM F756-12など)に従ってヒト赤血球のヘモグロビン放出挙動とL929線維芽細胞の相対的代謝活性を測定し,それぞれ溶血反応と細胞毒性を調べた。ELISA測定では培地組成の有意な変化が検出されず,また直接的および間接的接触試験ではクモ絹は溶血活性ではなかった。間接的細胞毒性試験においてクモ絹は定義によれば境界線領域の細胞毒性を示したが,直接的細胞毒性試験において相対的代謝活性はクモ絹が細胞毒性ではないことを示した。これらの結果から,細胞に直接接触するクモ絹は化学的に不活性であり,細胞培地中で溶血性と細胞毒性は示さないこと,従ってクモ絹は生物医学目的の足場材料として適していることが分かった。

シソーラス用語： *絹 ,  クモ類 ,  浸透圧 ,  溶血 ,  *血液生理 ,  *細胞毒性 ,  *血液適合性 ,  相互作用 ,  培地 ,  in vitro実験 ,  ELISA ,  カルボン酸エステル ,  カルボン酸塩 ,  ヒドロキシ酸 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  国際規格 ,  ISO規格 ,  ASTM規格 ,  赤血球 ,  ヒト ,  ヘモグロビン ,  線維芽細胞 ,  培養細胞 ,  活性 ,  *医用素材 ,  ヘキソース ,  アルドース
準シソーラス用語： *クモ絹 ,  クモ ,  溶血反応 ,  *溶血活性 ,  Nephila edulis ,  接触相互作用 ,  in vitro研究 ,  ELISA試験 ,  乳酸塩 ,  国際標準 ,  ISO標準 ,  ASTM標準 ,  L929細胞 ,  代謝活性 ,  *組織工学的足場材料

分類 (3件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  動物の生化学  (EJ01050P) ,  医用素材  (GA05040H)

物質索引 (1件)： グルコース

タイトルに関連する用語 (4件)： クモ絹 ,  細胞毒性 ,  血液適合性 ,  間接