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J-GLOBAL ID:201702273614123823   整理番号:17A0614385

加圧熱水下でのダイヤモンドライクカーボン摺動での酸素の深さプロファイル

Depth Profile of Oxygen of Diamond-Like Carbon Sliding under Pressurized Hot Water
著者 (8件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 8-17(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0046A  ISSN: 1881-2198  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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高温高圧水中でのダイヤモンドライクカーボン(DLC)の摩耗機構は,DLC膜の酸素深さプロファイルによって摺動試験の前後に研究されている。クロムモリブデン鋼(JIS SCM420)ピンとオーステナイト系ステンレススチール(JIS SUS316)プレートに塗布したDLC膜の摺動試験は,水環境下で100,200,250,300°Cの高温,高圧(10MPa)オートクレーブ摩擦試験機である。溶存酸素濃度(DO)は,酸素欠乏水で0.52mg/L,酸素富化水で40mg/Lであった。実験結果は,DLCの比摩耗率が水温およびDO濃度と強く関連していることを示した。酸素不足水と酸素過剰水の両方の場合の比摩耗率は温度依存性を示した。温度が200°C未満では,DLCの比摩耗率はDO濃度に依存しなかった。一方,水温が200°Cを超えると,DO濃度に比例して比摩耗率が急激に増加した。DLCの摩耗速度に及ぼす酸化の効果を証明するために,酸素濃度の深さプロファイルを高温高圧水中での摺動試験後のDLCの摩耗痕の内側および外側の炭素濃度の深さプロファイルと比較した。水中のDO濃度が0.52mg/Lと低い場合,O/C比は水温の影響を受けなかった。一方,水中のDO濃度が40mg/Lと高い場合,DLCの摩耗痕の内側の水温が高くなると,表面のO/C比は0.05から0.18に増加した摩耗傷の内側のO/C比は傷の外側のO/C比よりも高かった。ln(酸化摩耗量)と逆温度との間の線形関係から決定されたDLCと酸素との間の推定反応速度に基づいて,DLCの酸化は高温高圧水中のDLCの摩耗を支配すると結論づけられた。摩擦は,推定された活性化エネルギーからDLCの酸化摩耗を高めることが分かった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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金属の機械的性質  ,  金属材料へのセラミック被覆 
引用文献 (14件):

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