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J-GLOBAL ID:201702273739690038   整理番号:17A0185601

南極におけるエアロゾルの不明な起源 長距離輸送,植物プランクトン,光化学反応

A missing source of aerosols in Antarctica - beyond long-range transport, phytoplankton, and photochemistry
著者 (8件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 1-20 (WEB ONLY)  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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エアロゾルの起源と進化の理解は,エアロゾルが全球スケールでもつ影響を確定するために必須である。大気化学における未解決の問題が南極エアロゾル群の起源と進化である。南極大陸において行われた従来の研究は,低時間分解能エアロゾルフィルターを用いて,南極エアロゾルの化学組成についての疑問に答えた。バルクエアロゾル試料採取法はエアロゾルの季節的循環を決定する上で有効であり,特に,エアロゾル群として南大洋植物プランクトン排出物の寄与に対して有効である。しかしながら,リアルタイム,高分解能化学組成データでは,南極エアロゾル変化の機構と正確なタイミングを同定できる。最近の2ODIACフィールド研究(2-シーズンのオゾン消失とエアロゾルとの相互作用)は,大陸に対するリアルタイム,高分解能エアロゾル質量分析計(SP-AMS すす粒子エアロゾル質量分析計 またはAMS)の最初の長時間展開を実施した。AMS,他のエアロゾル,気相,気象装置より得られたデータを示す。特に,本論文は南極沿岸におけるエアロゾル群と南半球の春におけるエアロゾル群の進化に焦点を当てた。結果は,真空エアロダイナミック直径が250nm粒子のマスモードと外部的に混合された硫酸塩モードが南極に存在していることを示す。硫酸塩エアロゾルの春季における増加が観測され,生物起源によるものであり,この結果は,エアロゾルの起源として植物プランクトン活性を同定した以前の研究と一致する。さらに,南極全エアロゾル群は冬から夏への遷移期間に3つの明確なフェーズで進行することが示された。第一フェーズは低風速時における主要なエアロゾルマスを構成する時間の経過した硫酸塩粒子により占められている。第二フェーズは,以前同定されているフェーズであり,組成未知のサブ250nmエアロゾル群の生成である。第二フェーズは拡張極日の出の時期における遷移フェーズかもしれない。第三フェーズは全エアゾル群に対する生物的にもたらされた硫酸塩の重要性により示される(ジメチル硫酸とメタンスルホン酸の光分解(DMSとMSA))。MSAの高い重要性は,エアロゾルMSAの直接,リアルタイム測定と,高分解能質量スペクトルデータ中の硫黄含有イオンに関する正行列因子分解の利用を通して,同定される。サブ250nm粒子の重要性に関して,前に述べた第二フェーズは,南半球の初春が新粒子形成機構が南極のエアロゾル群に最も寄与する季節であることを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
対流圏・成層圏の地球化学  ,  粒状物調査測定 

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