文献

J-GLOBAL ID：201702273788430146   整理番号：17A1086714

エストロゲン受容体を標的とする植物化学物質:有害作用よりも有益?

Phytochemicals Targeting Estrogen Receptors: Beneficial Rather Than Adverse Effects?

著者 (4件)： LECOMTE Sylvain (Univ. Rennes 1, Rennes, FRA) ,  DEMAY Florence (Univ. Rennes 1, Rennes, FRA) ,  FERRIERE Francois (Univ. Rennes 1, Rennes, FRA) ,  PAKDEL Farzad (Univ. Rennes 1, Rennes, FRA)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 18  号： 7  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 哺乳類では,エストロゲンの作用は,主に2つの異なるエストロゲン受容体ERαおよびERβによって媒介される。これらのタンパク質は,異なる構造的および機能的ドメインを特徴とする核内受容体ファミリーのメンバーであり,細胞増殖,生存および分化を含む種々の生物学的プロセスの制御に関与する。2つのエストロゲン受容体(ER)サブタイプは,2つの異なる遺伝子から生成され,部分的に異なる発現パターンを有している。それらの活性は,様々な天然および合成リガンドによって異なるように制御される。これらのリガンドのいくつかは,ERサブタイプに応じてアゴニストまたはアンタゴニスト効果を示し,選択的ERモジュレーター(SERM)として示している。したがって,植物および野菜から合成される植物エストロゲンと呼ばれるいくつかの植物化学物質は,栄養補助食品または薬理学的利点をもたらす潜在的に抗増殖効果を有する低エストロゲン活性または抗エストロゲン活性を示す。これらの化合物は,ホルモン代替物として,または乳癌治療における補完物として使用することができる。この報告では,エストロゲン受容体との相互作用における特定の植物エストロゲンの生体外および生体内効果ならびにその潜在的役割について論じ,要約する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： エストロゲン受容体 ,  植物学 ,  *イソフラボノイド ,  植物 ,  生物活性
準シソーラス用語： 植物化学 ,  *フィトエストロゲン

分類 (1件)： 生物学的機能  (EB02020R)

タイトルに関連する用語 (4件)： エストロゲン受容体 ,  標的 ,  植物化学物質 ,  有害作用