抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
神戸市西部ではトノサマガエルとナゴヤダルマガエルが同所的に生息し,繁殖時期も重なるため両種の交雑が報告されている。今回この地域の水田内水路(手溝)において水田湛水前にトノサマガエルの早期産卵を確認した。繁殖時に発する音声のモニタリングにより,ナゴヤダルマガエルとの産卵時期が分離されている可能性が示された。水田に早期に水がある場合,広い水域ではなく手溝のような狭い形状の水域があることで種ごとの産卵の分離が進むと考えられる。ただし手溝内で両種の卵塊が確認され,産卵活動の重複がうかがえた。卵塊の位置と受精時間は離れていたことから,手溝での両種の産卵活動に何らかのすみわけがある可能性も示唆された。