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J-GLOBAL ID：201702274094268948   整理番号：17A0444065

飽和および不飽和流条件下での農業及び都市土壌におけるモデル化糞便性細菌の輸送と保持【Powered by NICT】

Modeling fecal bacteria transport and retention in agricultural and urban soils under saturated and unsaturated flow conditions

著者 (2件)： Balkhair Khaled S. (Department of Hydrology and Water Resources Management, King Abdulaziz University, P.O. Box 80208, Jeddah, 21589, Saudi Arabia) ,  Balkhair Khaled S. (Center of Excellence in Desalination Technology, King Abdulaziz University, P.O. Box 80200, Jeddah, 21589, Saudi Arabia)
資料名： Water Research  (Water Research)
巻： 110  ページ： 313-320  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0760A  ISSN： 0043-1354  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 管理されていない廃水土壌処理による表面水塊と地下水系に入ることを,病原性細菌はヒトの健康に大きなリスクをもたらす。本研究では,六種類の土壌カラム実験は,飽和および不飽和流条件下での糞便細菌輸送と保持に対する農業および都市野外土壌の脆弱性をシミュレートした。HYDRUS-1D速度論的付着と動力学的付着-脱着モデルを用いて,モデルパラメータを適合させることにより実験データの破過曲線をシミュレートした。結果は,研究した二種の土壌中の飽和および不飽和流条件の間の細菌の保持と排水中の有意差を示した。不飽和条件下で流れは飽和流よりも細菌を保持していた。農業土壌と比較して都市土壌中の高い細菌保持は,動的付着と収着機構のみならず微粒子と低流量の大きな表面積に起因した。全てのモデルは,飽和流条件下で十分に実験データをシミュレートした;が,飽和度が変化する流れの下で,ピーク濃度は,付着-脱着モデルによって過大評価とブロッキングを有する付着モデルによって過小評価された。モデル選択のための赤池情報量基準(A IC)により支持された付着モデルによる観測データとシミュレートした濃度の間の良好な一致は,一次型付着係数は土壌カラムにおける細菌の定量的および時間的分布を表すために十分であることを示した。一方,全ての輸送実験における排水と残留細菌の全物質収支は文献中に一般的に見られる値の範囲であった。流れ条件と土壌テクスチャに関係なく,ほとんどの細菌は土壌カラムの上部12cmに保持された。アプローチと本研究で用いたモデルは,様々な初期と境界流条件の下での糞便細菌輸送をシミュレートするための良好なツールであることが証明され,その結果,細菌と同様に土壌除去効率の輸送機構のより良い理解を提供した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *細菌 ,  収着 ,  付着 ,  土壌テクスチャ ,  表面積 ,  飽和度 ,  物質収支 ,  *モデリング ,  速度論 ,  大腸菌
準シソーラス用語： 除去効率 ,  破過曲線 ,  モデルパラメータ ,  土壌カラム ,  *不飽和流 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 細菌輸送 ,  動力学的収着モデル ,  可変飽和流 ,  付着剥離 ,  HYDRUS-1D ,  都市土壌

分類 (4件)： 水質汚濁一般  (SB02010U) ,  重金属とその化合物一般  (SB05021R) ,  不均質流  (BC02060J) ,  土壌汚染  (FB04100T)

タイトルに関連する用語 (8件)： 飽和 ,  不飽和流 ,  農業 ,  都市土壌 ,  モデル化 ,  糞便 ,  細菌 ,  輸送