文献

J-GLOBAL ID：201702274130481272   整理番号：17A0664147

均質な親液性表面上の湿潤による固体層の細線化

Refinement of solid layers via wetting on homogeneous lyophilic surfaces

著者 (6件)： FUKAI Jun (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  SAKANOUE Kei (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  IRIHAMA Yuuki (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  ANDO Kento (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  YAMASHITA Rintaro (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  NAKAGAWA Shouma (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN)
資料名： Journal of Coatings Technology and Research  (Journal of Coatings Technology and Research)
巻： 14  号： 3  ページ： 631-640  発行年： 2017年05月 
JST資料番号： H0021C  ISSN： 1547-0091  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 過去10年の間に,インクジェットなどの溶液プロセスを使用して,有機発光ダイオードなどの電子デバイスを製造する試みがなされてきた。この溶液プロセスの重要な課題は,液膜の縁の近くに溶質を集中させる外向きの流れによって引き起こされる“コーヒー染み”の問題であった。最近,表面活性剤や表面制御添加剤(SCA)が,表面張力の低下にもかかわらず,その対策となる可能性が指摘されている。本研究では,この異例の挙動を用いて,異なる均質表面上の印刷された有機およびナノ粒子ラインの細線化を試みた。その結果,1)配線断面の変化に伴って,細線化が生じた。2)線幅を減少させるSCAの能力は,溶液の接触角と相関したが,表面張力とは相関しなかった。その結果,線の細線化は接触角の増加に起因していた。3)接触角に及ぼすSCAが誘起する一種のマランゴニ力の効果を考慮することで,最初のSCA濃度より高いところでの表面張力のSCA濃度依存性は,SCAが線幅を減少させる能力とよく相関した。などの知見を得た。

シソーラス用語： インクジェット印刷 ,  *プリント配線 ,  *細線化 ,  界面活性剤 ,  表面処理 ,  添加剤 ,  動的系 ,  界面張力 ,  *固体素子 ,  *生産技術 ,  接触角 ,  幅 ,  濃度依存性 ,  酸化インジウムスズ ,  ガラス ,  ポリイミド ,  Marangoni対流 ,  流体力学 ,  溶媒 ,  溶質 ,  *パターン形成 ,  ナノ粒子 ,  フェノールエーテル ,  脂環式化合物 ,  オレフィン化合物 ,  芳香族縮合炭化水素 ,  アルキルベンゼン
準シソーラス用語： 印刷配線 ,  線幅 ,  電子デバイス ,  表面自由エネルギー ,  表面張力

分類 (1件)： 固体デバイス製造技術一般  (NC03030V)

物質索引 (3件)： アニソール ,  テトラリン ,  トルエン

タイトルに関連する用語 (3件)： 湿潤 ,  固体層 ,  細線化